ベルギーの小売大手コルルイト・グループのオンライン酒類販売プラットフォーム「BOIR(ボワール)」は、AIを活用したソムリエ「Babette(バベット)」の提供を開始すると発表した。顧客の好みや用途、予算に応じて、boir.beで取り扱う約2,000商品の中から最適なドリンクを提案する。コルルイト・グループが長年培ってきたワインの専門知識を、オンライン上で顧客に届ける新しい形となる。

幅広い品揃えと、パーソナルな案内

BOIRは、ワイン専門店「Klassewijnen」の名で築いてきた数十年のワインの知見を土台としており、現在はワインに加え、ビール、スピリッツ、ノンアルコール飲料まで品揃えを大きく広げている。選択肢が増えた一方で、「きのこのリゾットに合うワインは?」「赤ワイン好きへの20ユーロ以下の贈り物は?」「バーベキューに何を出すべきか?」といった悩みも生まれやすくなっている。

Babetteは、こうした場面で役立つ存在だ。顧客は商品一覧や検索フィルターに頼らず、探しているものをBabetteに伝えるだけでよい。好み、用途、予算を踏まえ、BOIRのラインナップから最適な選択肢が提案される。まだ馴染みの薄いノンアルコール飲料のカテゴリーも、ワインと同様のアプローチで、好みやシーン、料理に合うものを案内する。「まずお客様が求めるものを理解し、次に最適な1本へ導く」というワイン販売の基本的な考え方を、オンラインに持ち込んだ形だ。

人の専門性に支えられたAI

Babetteは人の専門知識に取って代わるものではなく、それを土台としている。提案内容は、BOIRのソムリエや組織内の商品知識に基づいており、AIの活用によってこの知見を一人ひとりへの個別案内として活かすことができる。質問が特殊または複雑になった場合は、人の専門家がバトンを引き継ぐ。Babetteはカスタマーサービスへ案内し、そこからBOIRのソムリエと直接つながることができる。

BOIRのマネージャー、Jeroen Van Belleghem氏は、「ワインや飲み物という、時に複雑な世界を、誰にとっても身近なものにしたいと考えています。通のお客様でも、新しいドリンクを探すのが好きなお客様でも、用途や好みに合うものがサイトで見つかるようにしたいのです。Babetteは、私たちの専門性を新しい形でお客様のために活かす手段です。AIが品揃えの中での道案内を助け、より深いアドバイスが必要なときには専門家がいつでも対応します」と述べている。

Babetteはboir.beで利用できる。

BOIRについて

BOIRは、2024年12月にKlassewijnenの後継として立ち上げられた、コルルイト・グループのオンライン酒類プラットフォーム。ボルドーワインの豊富なラインナップと年次のボルドー・アン・プリムール(先物)販売をはじめとするファインワイン、専門性の高いビール、スピリッツ、個性的なノンアルコール飲料まで、多彩な品揃えを展開する。同グループは1937年から自社ワインのボトリングを手がけ、80年以上のワインの専門知識を持つ。価格競争よりも、「適切な場面に適切な1本を」というキュレーションを重視し、直感的な検索ツール、パーソナルなアドバイス、独自のテイスティングイベントを通じて、贈り物、お祝い、洗練されたノンアルコールドリンク探しなど、あらゆるシーンに対応する。商品は自宅への宅配、またはCollect&Go受け取り拠点で受け取れる。

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