オーストラリアの大手ディスカウントストアBIG Wは、10月7日の「世界コットンデー」に合わせ、同国の小売企業として初めて「Better Cotton(ベター・コットン)」の認証を取得したと発表した。この認証は、持続可能な農法を推進し、労働者の公正な扱いを確保する取り組みを評価するものだ。BIG Wは、オーストラリアの家庭が買い物の際により前向きで持続可能な選択をできるよう支援するとしている。
昨年度、BIG Wは、追跡可能なBetter Cottonを使用した衣料を1,250万点以上調達した。Better Cottonの採用により、土壌を守り、水を節約し、労働者を公正に扱う農法を後押ししている。
ラベルで確認できるBCIコットン
Woolworths Groupの人権・サステナビリティ戦略ゼネラルマネージャー、Rachel Elliott氏は、衣料のラベルでBetter Cotton認証の有無を確認するよう呼びかけた。「コットンは複雑なグローバルサプライチェーンであるため、BIG Wは豪小売業界を牽引する立場に立っています。BIG Wで『BCIコットン』と表示された商品は、サプライチェーン全体を通じて独立して追跡されており、農場で育てられた持続可能な繊維が、お客様が購入する商品に確実に使われていることが検証されています。これらの商品を選ぶことで、土壌の健全性や水の効率的利用、労働者の公正な扱いを優先する農法を支援することになります」と述べている。ラベルには、選んだ商品に使われたBCIコットンの割合も表示されている。
産地の検証にも取り組む
BIG Wは責任ある調達の取り組みとして、世界的な科学捜査の専門企業Oritainとも提携している。完成した衣料の繊維を物理的にサンプル検査し、その固有の化学的な「指紋」を調べることで、オーストラリア産という表示を検証している。
インドの縫製パートナーとの関係
サプライチェーンにおける持続可能な取り組みの一例として、インドのQuantum Knits社との提携がある。5年にわたり、BIG Wの商品を製造する2万人規模のチームのケアに注力してきた。Quantum社は従業員に安全な住居と毎日の食事を提供している。生活費の負担を軽減することで、女性労働者が収入を貯蓄し、家族を支え、教育を受けられるようにしている。2006年以降、数千人の女性がこうしたプログラムを利用し、看護師や教師などの生涯のキャリアへと進んでいるという。
BIG Wについて
BIG Wは、60年以上にわたり家族の暮らしに寄り添ってきたオーストラリアで愛されるブランドの一つ。全国178店舗を展開し、高品質で毎日低価格の自社ブランド商品に加え、国際的な有名ブランドも取り扱う。子ども用品、住まい、ファッション、レジャー、日用品まで幅広く揃える。従業員は1万9,000人超で、オーストラリア、香港、バングラデシュに拠点を置く。