株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、フジテレビ系木曜劇場『波うららかに、めおと日和』の続編放送を記念した「坂井のほおばり 粒あんおはぎ」を、2026年10月13日から順次発売した。販売エリアは沖縄県を除く全国の店舗で、価格は238円、税込257.04円となる。軽減税率8%が適用されている。
商品は、劇中で主人公夫婦の大好物として登場する甘味処「さかい」の名物おはぎをイメージしたものだ。もち米はせいろで蒸し上げ、もちもちとした食感と米のやさしい甘さを出した。餡には十勝産小豆を使い、小豆の風味を生かした上品な甘さに仕上げている。
作品に登場する食べ物を実際の商品にする手法は、タイアップのなかでも実現しやすい形にあたる。キャラクターの絵柄を使う場合と違い、作品の世界観を商品そのもので表現できる。劇中で印象に残った食べ物であれば、視聴者が食べてみたいと思う動機もすでにある。
発売のタイミングも押さえておきたい。続編の放送開始は2026年10月15日で、商品の発売はその2日前にあたる。放送前に店頭に並べることで、放送当日やその後の話題に商品が接続する形になる。放送後に発売すると立ち上がりが遅れるため、先に置く構成を採ったと読める。
需要の根拠として示されているのが、前作の実績だ。前作は2025年4月に放送され、TVerとFODの無料見逃し配信が累計3,300万回を記録したとされている。続編が決まる前提として視聴の実績があり、コラボ商品の数量を決める材料にもなる。
配信の回数を根拠に挙げる形は、近年のタイアップでは説明として使いやすい部分でもある。放送時の視聴率だけでは、後から見た層の規模が見えない。配信を含めた数字であれば、放送時間に縛られない視聴の広がりが示せる。
担当者はコメントのなかで、前作で印象的に描かれたおはぎを実際に購入できる商品にできたことを喜んでいると述べ、作品の温かみを大切に、食感と餡の味わいにこだわって開発したとしている。
おはぎという商材の選択も、コンビニの売場では扱いやすい。和菓子は通年で一定の需要があり、季節の行事に合わせて動く商品でもある。1個単位で買える価格帯で、既存の和菓子の棚にそのまま加えられる。税込257.04円という水準は、コンビニの和菓子としては標準的な範囲に収まる。
作品は昭和12年を舞台に、「交際ゼロ日」で結婚した江端なつ美と瀧昌の絆を描く昭和ラブコメディだ。
なお、店舗により価格や商品名・規格が異なる場合がある。予定数の終了などにより取り扱いがなくなる場合もある。