株式会社キャセリンハウスは、伊勢丹浦和店で開催される「日本のおいしいもの展」に出店する。会期は2026年10月14日から10月19日までの6日間だ。アールグレイ専門店として、ソフトクリーム3種と焼き菓子の「バター餅」を期間限定で販売する。
ソフトクリームは3種とも660円(税込)で揃える。「アールグレイティーグルト」は2026年7月の新作で、ヨーグルトと天然ベルガモットのアールグレイを組み合わせた。「フローズンヨーグルト」も同じく7月の新作で、植物性乳酸菌(ラブレ菌)を含むノンファットタイプ、ベルガモットの香りとなめらかな酸味を特徴とする。「アールグレイリッチミルク」は通常の数十倍の茶葉を使った濃縮紅茶ソフトで、同社の人気No.1商品にあたる。フランボワーズのメレンゲを添える。
3種を同一価格にしている点は、催事の売場では選びやすさにつながる。価格差がなければ味だけで選べるため、短い時間で判断できる。催事は通路を歩く来館客がその場で決める場面が多く、迷う要素を減らす構成が効いてくる。
ソフトクリームという商材も、催事との相性がよい。その場で食べる商品のため持ち帰りを考えずに買える。実演を伴うため売場に動きが出る点も、通りがかりの来館客を引き込む要素になる。
「バター餅」は中国・上海発祥とされ、韓国での流行を経て話題になった菓子だ。北海道産バターと佐賀県産「ひよくもち粉」を使い、オーブンで焼き上げている。貝殻型で、外はカリッと中はもちもちの食感とする。
味は4種類を揃える。プレーンとアールグレイが各324円、このほか新作の黒糖とチーズも用意する。
原料についての説明も添えられている。同社は、使用する「ひよくもち粉」が国産小麦の約7倍以上の価格の原料だとしている。原料のコストを明示する形は、価格の根拠を伝える手段になる。324円という水準は、1個単位で買える菓子としては高めにあたるため、説明が必要な部分だ。
新しいカテゴリーの菓子を催事に持ち込む構成も押さえておきたい。バター餅は国内で定着した商品とは言いがたく、来館客の多くが初めて目にする可能性がある。知られていない商品は説明に手間がかかる一方、食感という分かりやすい特徴があれば伝えやすい。ソフトクリームという主力商品と並べることで、まず店に足を止めてもらう流れも作れる。
販路の構造も特徴的だ。同社の常設店舗は神戸本店と梅田大丸店の2店舗で、ソフトクリーム3種を扱うのは大丸梅田店のみとなる。神戸本店での販売はない。常設の売場が限られるため、全国の催事が主要な販路になる形だ。
催事を軸にした販売は、小規模な事業者が広い範囲に商品を届ける手段として成り立つ。常設の店舗を増やすには人員と固定費が必要になるが、催事であれば期間を区切って出店できる。一方で、会期ごとに移動と設営が発生するため、運営の負担はその都度かかる。
神戸本店は兵庫県神戸市中央区磯上通8丁目1-10で営業時間は11時から18時まで、火曜定休。梅田大丸店は大阪市北区梅田3-1-1のB1西で、営業時間は10時から20時までとなる。