株式会社東急百貨店は、渋谷のフードエリア「SHIBUYA FOOD ISLANDS」で、酒に合うパンと「パンのお供」、ソムリエが選定したワインを秋の商品として提案している。価格はいずれも税込だ。
パンを酒のつまみとして打ち出す構成が、この企画の軸にあたる。新しい商品を作るのではなく、既存の売場にある商品の用途を変えて示す形になる。パンは朝食や昼食の主食として買われることが多いため、夜の時間帯の需要を作る提案といえる。
パンは6品が挙げられている。渋谷 東急フードショー(渋谷マークシティ1階)では、9月15日に開店した「アルムベーグル」の明太チーズが691円。しぶちかでは「ジュウニブン ベーカリー 渋谷」のリュスティックあんバターが378円、「ブリコラージュ ブレッド&カンパニー」のクールショコラが480円となる。
東急フードショーエッジ(地下2階)では、「メゾン・イチ」の高加水リュスティック カプレーゼが486円、「ブランジェ浅野屋」の信州産白いものベーコンポテトエピ×山椒みそ(期間限定)が378円。東横のれん街(地下2階)では「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション」の鴨のアッシ パルマンティエが640円だ。
「パンのお供」として3品も揃える。しぶちかの「チーズ王国」からJAPANフレッシュクリームチーズプレーン150gが1,181円、東急フードショーエッジ(1階)の「エシレ・パティスリー オ ブール」からエシレ バター100gブロック有塩が1,566円、東横のれん街限定の「ラベイユ」渋谷のはちみつ36gが1,512円となる。
ワインはソムリエの選定で3本が示されている。安心院葡萄酒工房の「安心院ワイン プティ マンサン」が4,455円で、カスタードやフルーツのパンに合わせる提案だ。「シャトー ローラン ラ ギャルド トラディション 2019」が2,640円で、チーズ入りの洋風惣菜パンやカレー、照り焼きチキンのパンに合わせる。「グラハムス ファインルビー ポート」が3,630円で、塩パンやクルミパン、ビターチョコやあんぱんに合うとしている。
どのワインにどのパンを合わせるかを具体的に示す形は、併買を設計する手段になる。パンの売場とワインの売場は館内で別の区画にあるため、組み合わせを示さなければ両方を買う流れが生まれにくい。ソムリエという立場からの提案であれば、説明としての裏づけも付く。
ワインソムリエの吉田氏はコメントのなかで、パンとワインは味わいの表現が似ており相性が良いこと、パンの風味や食感に合わせてワインを選ぶと楽しみが広がることを説明している。
パン、パンのお供、ワインという3つのカテゴリーを横断する構成も押さえておきたい。価格帯は378円から4,455円までに及び、パン単体で終わらせずに単価の高い商品まで接続する形になる。チーズやバター、はちみつといった「お供」は1,000円を超える商品で、パンに添える提案を通じて買い上げ金額を引き上げられる。
あわせて、各売場には「フリーイートインスペース」があり、購入した商品をその場で食べられる。持ち帰りを前提とした売場に食べる場所を設けることで、買った直後の消費にも対応する形だ。
なお、持ち帰りとイートインでは税率が異なる。軽減税率対象商品は税率8%となる。同じ商品でも食べる場所によって税率が変わるため、店頭での案内とレジでの処理に注意が必要になる。
このほか10月の新店とPOP UPの情報も示されている。新店は「京料理 大徳寺 さいき家」が10月20日からしぶちかに、「COOL Fuel / RUMBLE CRUMBLE」が10月中旬に東急フードショーエッジ(地下2階)に出店する。POP UPは「銀座立田野」が10月15日から21日まで東横のれん街、「ジョンナンミミョンガ」が10月22日から11月4日まで東横のれん街、「寿徳庵」が10月22日から28日までしぶちか、「まつむら商店」が10月22日から28日まで渋谷マークシティ1階で実施する。10月29日から11月11日には東急フードショーエッジ(1階)で「#しぶやパン活」も開く。
なお、イベント内容は変更される場合がある。