株式会社エクスクリエは、オンラインセミナー「『採用される提案ストーリー』のつくり方」を2026年10月27日13時から14時30分まで実施する。Zoomを使った開催で参加費は無料、事前の申込が必要だ。同社はクロス・マーケティンググループのグループ会社にあたる。
対象として挙げられているのは、消費財メーカーの営業、マーケティング、提案の担当者だ。同業他社の参加は遠慮するよう案内している。
テーマは、メーカーの営業提案をバイヤーに通すための組み立て方となる。開催の背景として示されているのが、物価の上昇、消費者の節約志向、人手不足によって、スーパーマーケットやドラッグストアといった小売の売り場が変化しているという整理だ。
そのうえで、メーカーの提案の多くが商品の訴求と販売目標に寄っており、店側が抱える課題に触れていないと指摘している。バイヤーが必要としているのは過去のPOSデータだけではなく、説得力のある裏付けと前向きな販売のストーリーだという説明になる。
この問題設定は、提案を受ける側から見ても内容が確認できる。売り場の人手が足りない状況で、作業が増える販促を提案されても採用は難しい。商品そのものの良さを説明されるだけでは、自店の棚をどう動かすかの判断材料にならない。提案の内容が店の事情と噛み合っていないという指摘は、受ける側の実感にも近い部分だ。
セミナーで扱う内容は4つ挙げられている。1つ目がドラッグストアの業態変化と売り場の実情、2つ目がバイヤーが追う指標と意思決定の仕組み、3つ目が提案でのデータの使い方と提案ストーリーの組み立て、4つ目がバイヤーに採用されやすい提案の事例だ。
登壇するのは、SMERKS/スマークス代表で構造変革アドバイザーの長谷部寿大氏だ。ドラッグストア本部のバイヤーとマーチャンダイザーを務めた経歴を持ち、その後は外資系小売に在籍した。モデレーターは株式会社エクスクリエのプランニング・マーケティング責任者の長谷川孔介氏が務める。
買う側を経験した人が登壇する構成は、内容の性質に関わってくる。バイヤーが何を見て判断しているかは、提案する側からは推測の域にとどまりやすい。本部で商品を選んでいた立場からの説明であれば、どの指標が判断を左右するかを具体的に示せる。
内容の2つ目に挙げられている「バイヤーが追う指標と意思決定の仕組み」は、小売側の読者にとっても別の見方ができる部分だ。自社のバイヤーが何を基準に判断しているかを外から整理した内容になるため、本部と店舗の間で判断の前提がどこまで共有されているかを確認する材料になる。メーカーからどのような提案が来るのかを知る機会としても見ておける。
1つ目の「ドラッグストアの業態変化と売り場の実情」も、業態を越えて関心が持てる話題だ。ドラッグストアは食品の取り扱いを広げてきた業態で、スーパーマーケットとの競合関係にある。その変化を外部から整理した説明は、競合業態の動向として読める。
申込はエクスクリエのセミナーページから行う。
クロス・マーケティンググループは東証に上場しており、2026年6月時点で連結従業員数1,919名、グループ会社は30社以上を数える。保有するパネルネットワークは1,600万人以上、年間の取引社数は7,900社以上としている。エクスクリエの設立は1972年だ。