株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、和惣菜のカップデリ『みぞれだしで食べる揚げ出し豆腐』を2026年10月22日から北海道内の店舗で順次発売する。価格は288円、税込311.04円だ。税込価格は軽減税率対象商品のため消費税8%で表示されている。
カップデリは、カップ容器に入った少量サイズの惣菜やサラダのシリーズを指す。和風だしに大根おろしを合わせたみぞれだしを盛り付け、ナスとオクラを添えて彩りを加えた構成だ。
開発の着目点として挙げられているのが、「和惣菜は調理に手間がかかりやすい」という課題だ。揚げ出し豆腐は豆腐の水切りから衣付け、揚げ、だしの用意までの工程を踏む料理にあたる。家庭で作る場合にかかる手間を前提に、商品として置き換える組み立てになる。
この商品で押さえておきたいのが、カップ容器という形がもたらす使い方だ。皿に移し替えることなくそのまま食べられる点を挙げている。食器を使わずに済む構成は、オフィスや外出先での利用に直接関わってくる。
想定する場面として、食卓にもう一品加えたい時に加えて、オフィスでのランチにおにぎりと組み合わせる使い方を示している。惣菜を1品だけ買って主食と組み合わせる形は、弁当を1つ買う買い方とは別の売り方になる。弁当であれば主食と惣菜の構成が固定されるが、カップの惣菜であれば主食の側を客が選べる。
既に販売している『8種具材のだし染み煮しめ』も、同じシリーズの商品として紹介されている。価格は298円、税込321.84円で、販売エリアは同じく北海道だ。かつおと昆布、しいたけの3種類の旨味を使い、だしが染み込んだ大根、ふっくらとしたがんも、鶏肉、人参、こんにゃく、玉子、昆布、小松菜の全8種の具材を盛り付けている。
この煮しめについて、冷たいままでも風味がしっかりと感じられるとしている点は、売り方に関わる部分だ。温めずに食べられる前提であれば、電子レンジのない場所でも食べられる。オフィスでおにぎりと組み合わせる使い方は、この条件があってこそ成り立つ。惣菜を冷たい状態で食べることを想定して味を設計する形は、持ち運んで食べる商品としての性質を強める。
価格の設定を見ると、揚げ出し豆腐が288円、煮しめが298円で、差は10円に収まる。同じシリーズのなかで価格帯を揃える形は、客が選ぶ際の判断を味や具材に寄せる構成になる。価格差が大きければ安い方を選ぶ理由が生まれるが、ほぼ同額であれば内容で比べることになる。
だしを軸に商品を組み立てている点も、シリーズとしてのまとまりを作っている。揚げ出し豆腐は大根おろしを合わせたみぞれだし、煮しめはかつお、昆布、しいたけの3種を使う。いずれもだしの味わいを前面に出した構成で、シリーズの性格が揃う形だ。
担当者はコメントのなかで、「和惣菜は食べたいけれど、自分で用意するのは少し手間がかかる」という場面でも気軽に手に取れる商品を目指して開発したと述べている。揚げ出し豆腐というなじみのある和惣菜に、彩りや食感を加えて見た目にも楽しめるよう工夫したとしている。
販売エリアを北海道に限っている点は、地域ごとに商品を分ける展開にあたる。全国で同じ商品を並べる形と比べて、その地域の需要に合わせた構成を組める。
なお、店舗によって価格が異なる場合がある。予定数が終了した場合や諸般の事情により、店舗での取り扱いがなくなることもある。店舗によって一部取り扱いがない商品や、商品名・規格が異なる場合もあるとしている。