株式会社タナカは、カフェタナカの「レガル・ド・チヒロ アドヴェント 2026 ~Secret de São Tomé~」を2026年11月初旬に発売する。一部商品は10月下旬からで、発売日と販売方法は商品や店舗によって異なる。価格は税込12,960円だ。

1日から25日までの小窓に、人気のクッキー、ボンボンショコラ、ビーンズ・ショコラ、オリジナル紅茶を詰め合わせている。25日分で12,960円のため、1日あたりは約518円になる。

この商品で押さえておきたいのが、シリーズで初めてARを導入した点だ。スマートフォンをかざすと、箱に描かれたクリスマスの世界を体験できる。あわせて、QRコードを読み取るとサンタとトナカイが空間に飛び出すARを事前に体験できる形も用意している。

購入前と購入後で別のARを置く構成は、2段構えの設計にあたる。箱にかざすARは商品を手にした客が使うものだが、QRコードからのARは買う前の段階で体験できる。アドヴェントカレンダーは中身を開ける前に買う商品のため、購入の判断材料を事前に示せる形になる。

パッケージに体験の要素を加える点も、この商材の性格と関わってくる。アドヴェントカレンダーは12月の25日間にわたって毎日開ける商品で、箱そのものが期間中ずっと手元に置かれる。箱の価値が商品の価値に直接関わる構造だ。

デザインはフランス人イラストレーターのジャン・ヴァンサン・セナック氏が担当した。洋書風の箱に入ったクリスマスの情景を描いており、島の人々や妖精に加えて、海を越えて絆を育んできた3人の女性も登場する。

原料の調達にも同社が関わっている。2019年に西アフリカのサントメ島で「カフェタナカ 希望の有機カカオ農園」を開園し、農園の再生と現地女性の自立を支援してきた。カレンダーにはサントメ島産カカオを使った「ショコラ・サントメ」が入り、今年は自社焙煎の新作カカオ製品も加わる。

農園の開園から7年を経て、その産地を商品のテーマに据える構成になる。原料を仕入れるだけでなく栽培の段階から関わっていれば、商品の背景として語れる内容が増える。箱に描かれた3人の女性という要素も、現地女性の自立支援という取り組みと結びついている。

テーマの継続も見ておきたい。今年のテーマはサントメ島を舞台にした「希望の光」で、シリーズ3作目にあたる。過去のカレンダーでは2024年が「出会い」、2025年が「育み」だった。

年ごとにテーマをつなげる形は、毎年買う客に対して続きとして示せる構成になる。「出会い」から「育み」、そして「希望の光」という流れは、農園との関わりが深まる過程とも重なる。アドヴェントカレンダーは年に1度しか買えない商品のため、前年との関係を示せれば継続して買う理由が生まれる。

あわせてノエルコレクションも展開する。クッキー缶の「レガル・ド・チヒロ ノエル」が税込5,994円、プチサイズで缶デザインをリニューアルした「ビジュー・ド・ビスキュイ プティ ノエル」が税込3,645円、クリスマスモチーフを添えたビーンズショコラの「ビジュー・ド・ショコラテ ノエル」が税込4,779円だ。人気商品を集めた「スペシャルノエルBOX」は税込12,150円で、一部店舗限定となる。

価格帯を見ると、3,645円から12,960円までの幅がある。アドヴェントカレンダーの12,960円とスペシャルノエルBOXの12,150円が上位に並び、単品のクッキー缶やショコラが3,000円台から5,000円台に収まる構成だ。贈る相手や用途に応じて選べる形になる。

取扱店舗は、カフェタナカ本店(愛知県名古屋市)、ジェイアール名古屋タカシマヤ店、阪急うめだ本店(大阪府)、日本橋三越本店(東京都)、伊勢丹新宿店(東京都)、オンラインショップだ。百貨店4店舗を含む構成で、名古屋、大阪、東京に販路を持つ。

同社は公式ジャーナル「アドヴェントカレンダー 聖夜に贈る、夢の叙景」で制作の舞台裏を紹介している。

株式会社タナカは1963年9月設立で、本社は愛知県名古屋市北区。カフェ、パティスリー、オンラインショップを展開している。

出典:株式会社タナカ プレスリリース