株式会社イノベントは、西日本最大級の食品商談展示会「FOOD STYLE JAPAN 2026 <九州>」を2026年11月18日と19日にマリンメッセ福岡A館・B館で開催する。時間は10時から17時までで、最終日は16時までだ。運営はFOOD STYLE Kyushu 実行委員会が担う。
対象は外食、中食、小売業界の関係者で、国内外から1,300社以上が出展し、3,250以上のアイテムを展示する。第10回の節目にあたり、過去最大規模としている。
この展示会で押さえておきたいのが、初出展の比率だ。1,300社以上のうち、初出展が630社以上を占める。全体の約半数が今回初めて出る企業という構成になる。
毎回の出展者が入れ替わる形は、来場する側の判断に関わってくる。過去に訪れた展示会であっても、半数が入れ替わっていれば見るべき出展者は変わる。一方で、前回会った取引先が今回は出ていない可能性もある。1社あたりのアイテム数は1,300社で3,250アイテムのため、平均2.5アイテムの計算だ。
会期が2日間という点も、回り方に関わる。初日が7時間、2日目が6時間で合計13時間となる。1,300社を13時間で回ろうとすれば1社あたり0.6分で、全てを見ることはできない計算だ。事前に出展者を調べて見る先を絞る作業が必要になる。
この点は、個別商談会のような形式との違いにあたる。相手を事前にマッチングして20分ずつ話す形であれば、限られた時間でも商談として進められる。一方、展示会は会場を回って探す形のため、想定していなかった商材に出会う余地がある。新規の仕入先を探す手段として、両方の形式が別の性質を持つ。
企画の内容も幅がある。第10回の記念企画として、防災食、宇宙食、培養肉、地域資源などをテーマにした6企画を用意する。
防災食は小売の売場でも扱う商材にあたる。備蓄の需要は平時には意識されにくい一方、一定の棚を割く判断も必要になる分野だ。培養肉は現時点で店頭に並ぶ段階にはないが、将来の食材として位置づけられる。宇宙食は話題性のある題材で、地域資源は産地と結びついた商材を指す。
特別企画には、食品包装資材、DX・経営支援、OEM・原料、ナチュラル&ウェルネスといったEXPOが含まれる。
これらは商品そのものではなく、事業の仕組みに関わる展示にあたる。食品包装資材は売場で使う資材、DX・経営支援は運営の道具、OEM・原料は自社商品を作る際の相談先となる。食品の展示会でありながら、仕入れる商品を探すだけでなく、店の運営に必要なものを揃える場としても機能する構成だ。
OEM・原料のEXPOがある点は、自社ブランドの商品を作る側にとって意味を持つ。プライベートブランドを展開する場合、どこに製造を頼むかが前提になる。原料の供給元も同じ会場で探せれば、商品の設計から製造までの相談を一度に進められる。
会期中にはセミナーも実施し、同時開催展も4件ある。
入場には公式サイトでの無料の事前登録が必要だ。招待状だけでは入場できないとしている。
事前登録を必須とする形は、商談を目的とする展示会の性質と関わる。来場者の業種や役職が分かれば、出展者側も誰と話しているかを把握できる。来場する側にとっては、登録を忘れると会場に入れないため、当日までに済ませておく必要がある。