株式会社ハンズは、「部分カイロ・温熱用品」の展開を2026年10月上旬からハンズ各店とネットストアで開始した。現在展開中の「イエナカ温活」特集に合わせたもので、家の中で身体を温める商品を紹介している。

この展開で押さえておきたいのが、商品が温める部位ごとに分かれている点だ。

足首用として「mimiho ほっと温熱ラップ 足首用」が658円で、足首に巻いて貼るタイプとなる。首の後ろ用には「日翔 ウォームネックぬくぬくシート」が5枚入りで各1,078円、無香料とゆずの香りの2種があり約5時間持続する。同じ首の後ろに貼る商品として「小林製薬 桐灰 首ラクホットン」が4枚入り880円だ。肩と腰には「めぐりズム 肌に直接貼るシート」が8枚入り1,030円で、約40℃が約5時間から8時間続く。価格はいずれも税込だ。

部位を特定した商品が並ぶ構成は、カイロという商材の扱い方が変わってきたことを示している。従来の貼るカイロは、どこに貼るかを使う側が決める形だった。部位ごとに形状や持続時間を設計した商品であれば、その部分に合った使い方ができる。一方で売場では、部位別に並べるかブランド別に並べるかという判断が生じる。

1枚あたりの価格を見ると差がある。めぐりズムは8枚入り1,030円で1枚約129円、日翔のネックシートは5枚入り1,078円で1枚約216円、桐灰の首ラクホットンは4枚入り880円で1枚220円だ。首の後ろ用の2商品が1枚200円を超える一方、肩・腰用は130円を下回る。

入数の設定も商品によって分かれている。4枚、5枚、8枚とそれぞれ異なるため、価格だけを並べても比較にならない。売場で並べる際は、1枚あたりの単価が伝わる形にするかどうかが判断になる。

法的な区分も商品によって違う。めぐりズムの肌に直接貼るシートと桐灰の首ラクホットンは一般医療機器にあたる。温熱による効能を示せる区分で、一般の貼るカイロとは扱いが変わる。売場での表示や説明にも関わる部分だ。

繰り返し使える商品も並べている。「ダブリュピーシー エコウォーマー」は各2,860円で、電子レンジで温めて繰り返し使用でき、カバーは洗濯可能だ。色はピオニレッドとクッカオフの2種となる。「ワイズポート おやすみトイプーWarmer」は3,080円で、おなか部分のカイロを電子レンジで温めるぬいぐるみ型の温熱用品だ。

使い捨てと繰り返し使う商品を同じ特集に並べる構成は、価格の見え方に関わってくる。エコウォーマーの2,860円は、めぐりズム1枚約129円で換算すると約22枚分にあたる。23回使えば使い捨てより安くなる計算だ。1シーズンで何回使うかによって、どちらが適しているかは変わる。

一方で、電子レンジで温める商品は使う場所が限られる。外出先では温められないため、家の中で使う前提になる。「イエナカ温活」という特集名も、この前提と対応している。

静電気対策の商品も同じ特集に含まれている。「ハンズ つや出しヘアスプレー」はハンズ限定で80g、無香料とホワイトティーの香りが各1,380円だ。「ライオン エレガード 超微香」は160mLで770円で、衣服や布の静電気、まとわりつきを抑え、カーテンのホコリ防止にも使える。

温熱用品と静電気対策を同じ特集で扱う形は、季節の課題で商品を束ねる組み立てになる。カイロと静電気スプレーは商品のカテゴリーとしては離れているが、冬の乾燥という共通の文脈で並べられる。カテゴリー別の棚とは別に、季節の売場を作る形だ。

ハンズ限定商品を含めている点も、特集の構成として見ておきたい。つや出しヘアスプレーは同社でしか買えない商品にあたる。他店と同じ商品が並ぶ特集のなかに自社限定の商品を置けば、その店で買う理由にもなる。

なお、価格はすべて税込で、情報は掲載時点のものとしている。

出典:株式会社ハンズ プレスリリース