株式会社パパスは、ブランド「Mademoiselle NON NON(マドモアゼル ノンノン)」で「Mademoiselle NONNON × WWF PANDA SHOP しろくまキーチャーム」を2026年10月21日から発売した。価格は5,720円(税込)、カラーはレッド・ブルー・グリーンの3色で、全国のMademoiselle NONNON各店舗で順次発売する。ショップリストでは全国66店舗が掲載されている。

WWFジャパンの公式オンラインショップ「PANDA SHOP」が以前販売していた「しろくまストラップ」を復刻したもので、ブランドのディテールを加えている。ブランドロゴ入りのリボンを付け、足裏の肉球部分にはブランド名の頭文字「m」「n」の刺繍を入れた。ぬいぐるみ本体には国際認証を取得したリサイクル素材を使い、バッグなどに付けられるチェーン仕様とした。チェーンの長さは20cmだ。

この商品で押さえておきたいのが、支援の形だ。

同社はこの取り組みを、PANDA SHOPからの商品購入(仕入れ)を通じたWWF支援と説明している。商品はPANDA SHOPと共同で企画・製造され、PANDA SHOPの利益はすべてWWFの環境保全活動に充てられる。

環境保護団体との協業では、売上の一部を寄付する形が多い。この場合、売れた分に応じて寄付の金額が決まるため、期間が終わってから集計と報告を行うことになる。店頭での表示にも「売上の○%」といった記載が必要になる。

仕入れを通じた支援では、この構造が変わる。商品を仕入れた時点で支援の金額が確定するため、売れた数に応じて変動しない。小売の側は仕入れの判断をもって支援に参加する形になり、集計や寄付率の計算も生じない。

一方で、売れ残りの負担は小売の側に残る。売上の一部を寄付する形であれば、売れなかった商品に対して寄付は発生しないが、仕入れた商品が売れなければ在庫として残る構成だ。

商品を扱う側から見れば、この違いは判断の時点に関わってくる。寄付型は販売の実績に応じた支援になるが、仕入れ型は発注の段階で支援の規模が決まる。どちらの形かによって、企画を通す際に必要な判断も変わる。

復刻の経緯も示されている。Mademoiselle NONNONからWWFジャパンへ復刻とコラボレーションを依頼し、実現した企画とされる。

過去に販売されていた商品を指名して復刻を持ちかける形は、ブランド側が商品を選んでいることになる。新たに企画を立ち上げる形ではなく、既にあったものを元にする構成だ。型や仕様が残っている商品であれば、開発にかかる工程は新規より少なくなる。

ディテールの加え方も、このコラボの形と対応している。本体のモチーフはしろくまで変えず、リボンと肉球の刺繍でブランドの要素を入れている。

肉球に「m」「n」を入れる位置は、普段は見えない部分にあたる。バッグに付けて持ち歩く状態では足裏は表に出ない。手に取って見たときに分かる形で、ブランドの要素が表に出すぎない構成だ。

価格は5,720円で、キーチャームとしては高い水準になる。アパレルの店舗で扱う付属品として、バッグや服と一緒に買う形が想定される価格帯だ。

リサイクル素材については、国際認証を取得したものを使用しているとしている。素材の面でも環境に関わる要素を入れた構成で、支援の形と商品の仕様が対応する部分になる。

販売の形も見ておきたい。全国66店舗で順次発売するため、店舗によって販売開始の時期が異なる可能性がある。

同時に全店舗で始める形であれば、告知のタイミングを揃えられる。順次とする形は、商品の配分や店舗ごとの準備に合わせて進める構成だ。

WWFは1961年に設立され、100カ国以上で活動する環境保護団体だ。生物多様性の回復や地球温暖化防止などに取り組んでいる。

Mademoiselle NON NONは1964年に原宿の小さなブティックから始まったブランドで、「普通が素敵で、素敵が普通。」というコンセプトを掲げている。WWFの設立が1961年、ブランドの創業が1964年で、いずれも60年以上の歴史を持つ。

同社は、身近なしろくまを日常で感じてもらい、キーチャームをきっかけに自然環境や野生動物に目を向けてほしいという思いを示している。

パパスは1978年3月の設立で、本社は東京都渋谷区広尾、代表は畠善亮氏だ。

出典:株式会社パパス プレスリリース