モロゾフ株式会社は、新商品「ボンフィグ」(Bon figue!)を2026年11月1日から神戸本店限定で発売する。兵庫県淡路島産のいちじくを使ったいちじくとキャラメルのサンドで、完熟いちじくで作ったコンフィチュールをキャラメルで包み、バター香るサブレで挟んでいる。独自の「キャラメル包み製法」を採用した7層仕立てだ。
価格は8個入が2,592円(本体2,400円)、4個入が1,296円(本体1,200円)となる。
この商品で押さえておきたいのが、個数による価格の設定だ。
1個あたりで計算すると、8個入は324円、4個入も324円になる。個数が2倍であれば価格も正確に2倍という構成だ。
菓子の箱入り商品では、個数が増えるほど1個あたりの価格が下がる形が多い。箱や包装の費用は個数に比例しないため、大容量の方が単位あたりの負担が小さくなる。逆に、小さい箱の方が1個あたりの単価が上がる場合もある。
この商品では、8個入と4個入で単価が揃えられている。箱の費用を価格に反映させない形で、どちらを選んでも1個あたりの金額は変わらない構成になる。
買う側から見れば、必要な個数で選べる形になる。4個でよい客が8個入を買う理由はなく、8個必要な客が4個入を2箱買っても金額は同じだ。売場では、個数の違いだけで案内できる構成になる。
販売を1店舗に限る点も見ておきたい。モロゾフは全国の百貨店に売場を持つ洋菓子メーカーだが、この商品は神戸本店のみで扱う。
全店で販売する形であれば、売れる量は店舗数に応じて増える。1店舗に限れば、その店に来なければ買えないことになる。
神戸本店は2019年11月1日のグランドオープンで、今年で7周年にあたる。「モロゾフの伝統と革新」をテーマに、チョコレートの滝やステンドグラスを備えた店舗だ。
旗艦店にあたる店舗で限定の商品を出す形は、来店の動機をつくる構成になる。同社は、神戸を訪れた人に神戸の街が好きになってもらいたいとしている。淡路島産のいちじくを使う点も、地域との結びつきを示す部分だ。
7周年に合わせた限定商品も複数用意される。これらにも期間の設計がある。
「7周年記念プレートとお飲物」は1,760円(本体1,600円)で11月1日から30日まで、ラムレーズン&バターチーズケーキ、ミニカスタードプリン、ボンフィグをイメージしたミニパフェの盛り合わせとなる。数量限定だ。
チーズケーキは2種類が期間を分けて登場する。「ラムレーズン&バターチーズケーキ」が1,728円(本体1,600円)で11月1日から15日まで、「プレミアムレアチーズケーキ」が同じ1,728円で11月16日から30日までとなる。いずれも数量限定だ。
同じ価格帯の商品を15日ずつで入れ替える構成になる。30日間を通して1種類を売る形であれば、客はいつ来ても同じ商品を買える。前半と後半で別の商品にすれば、両方を買うには2回の来店が必要になる形だ。
ラムレーズン&バターチーズケーキには、さらに条件が付く。11月1日から9日までは神戸本店限定の先行販売で、11月10日以降は他の売場でも扱う形になる。
本店限定の期間が9日間、その後の6日間は他店でも買える構成だ。先行販売の期間を設ける形は、本店に来る理由を一定の日数に絞ることになる。
このほか、チョコレートアソートメント(44g・9個入)が378円(本体350円)で11月1日から、7周年記念ボックスが1,080円(本体1,000円)で11月1日からなくなり次第終了まで販売される。
購入に応じた特典も2つある。ボンフィグの購入者には、11月1日から30日の期間中、オリジナルステッカーが進呈される(なくなり次第終了)。イラストは黒板アーティスト・デザイナーのCHALKBOY氏によるものだ。
もう1つは、洋生菓子を合計1,800円(本体価格)購入するごとに「プリンキャップ」などのオリジナルグッズが進呈される形で、期間は同じく11月1日から30日までとなる。
「購入するごとに」という条件であるため、3,600円であれば2個という計算になる。上限が示されていないため、購入額に応じて個数が増える構成だ。本体価格での判定になる点も、条件として確認が必要な部分になる。
特典の対象が「洋生菓子」に限られる点も、売場の構成に関わる。ケーキやプリンなどの生菓子が対象で、焼菓子やチョコレートは含まれない形だ。客単価を上げる方向と、特定のカテゴリーを動かす方向の両方が含まれる構成になる。
神戸本店の営業時間は11時から20時まで(喫茶のラストオーダーは19時30分)、定休日は1月1日・2日と毎月第3火曜日(1月を除く)だ。所在地は兵庫県神戸市中央区三宮町1丁目8-1となる。
ボンフィグの特設サイトは2026年10月23日に公開予定とされている。モロゾフは1931年8月の設立で、2026年までで95年にあたる。