株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、『セブンカフェ』の累計販売数が2026年10月末に100億杯に達したことを記念し、11月1日を「セブンカフェの日(いい1杯の日)」に制定した。記念日は一般社団法人日本記念日協会に2026年10月29日付で登録されている。

これに合わせてキャンペーンと商品の発売が行われる。ステッカーの配布は2026年11月7日11時から11月13日まで、各店舗で先着100名が対象だ。セブンカフェのカップをあしらったオリジナルステッカー3種で、なくなり次第終了になる。ステッカー裏面の二次元コードまたは公式ホームページからクイズに回答して応募すると、「セブンカフェ風ペアグラス」が当たる。応募期間は11月7日から11月15日まで、当選者は2,026名だ。

商品も2品発売される。「セブンカフェ HOME」はセブンカフェ豆を使用した記念ドリップコーヒーパックで、6個入りが498円(税込537.84円)、1個パックが83円(税込89.64円)になる。発売は11月5日から順次で全国、数量限定だ。「キャラメルラテスムージー」は278円(税込300.24円)で、11月3日から順次発売される。アラビカ豆100%を焙煎して高濃度で抽出したエキスに、生キャラメルペーストやミルク、少量の塩を合わせた構成になる。

発売中の「選べる3種の青」セレクトブレンドも参考として示されている。キリマンジャロ、コロンビア、グアテマラの3種で、ホットがレギュラー158円(税込170.64円)、ラージ241円(税込260.28円)、アイスがレギュラー158円(税込170.64円)、ラージ269円(税込290.52円)だ。グアテマラブレンドには「水素焙煎」技術が使われている。

この企画で押さえておきたいのが、セブンカフェ HOMEの価格設計だ。6個入りの498円を6で割ると1個あたり83円になり、1個パックの83円と完全に一致する。税込でも537.84円を6で割ると89.64円で、1個パックの税込89.64円と同じになる。まとめ買いの割引がまったく入らない構成だ。小売の商品では複数入りの方が1個あたり安くなる設計が一般的で、個数が2倍になっても価格は2倍未満に収める形が多い。ここでは6個でも1個でも単価が変わらず、6個入りを選ぶ理由は単価ではなく買う手間を1回で済ませる点に限られる形になる。

累計100億杯という数量も換算すると規模が見える。セブンカフェの発売は2013年で、2026年10月末までは約13.8年の計算だ。100億杯を割ると年平均で約7.23億杯、1日平均では約197.9万杯になる。同社の店舗が全国約2万店であれば、1店1日あたり約99杯の計算だ。1店で1日100杯近くという水準で、営業時間が長い店舗であれば1時間に数杯が出る形になる。セルフ式のコーヒーマシンを売場に置く形では、1杯ごとの作業は客が行う構成で、店舗側の工程は豆と水の補充とマシンの清掃に限られる部分がある。

日程の組み方にも規則性がある。記念日が11月1日、キャラメルラテスムージーの発売が11月3日、セブンカフェ HOMEの発売が11月5日、ステッカー配布の開始が11月7日で、すべて奇数日に2日間隔で並ぶ。記念日から始めて2日ごとに新しい動きを置く形で、11月の最初の1週間に4つの区切りが入る構成だ。売場の側から見ると、話題が1日に集中せず週を通して続く形になる。

セレクトブレンドの価格設定も比べると違いが見える。ホットとアイスのレギュラーはいずれも158円で同額だが、ラージではホットが241円、アイスが269円で28円の差が付く。レギュラーからラージへの上げ幅はホットが83円、アイスが111円だ。倍率で見るとホットが約1.525倍、アイスが約1.703倍だ。なお、ホットのレギュラーからラージへの差額83円は、セブンカフェ HOMEの1個パックの価格と同じ金額になる。

焙煎の方法も段階的に変わってきている。2013年の発売時は2種の焼き分け豆をブレンドする「ダブル焙煎」で、2018年に3種の「トリプル焙煎」、2022年から4種の「クワトロ焙煎」に進化した形だ。2013年から2018年が5年、2018年から2022年が4年の間隔で、豆の種類は1種ずつ増えている。抽出は専用マシンで1杯ごとに豆を挽き、ペーパードリップでプロのハンドドリップを再現する形だ。水は全国の水の硬度差を均一化する特殊なフィルターが使われる。

キャンペーンの数字にも周年との対応がある。ペアグラスの当選者2,026名は2026年に合わせた人数だ。グラスの大きさは「セブンカフェ アイスコーヒーR」と同等サイズで、素材はガラスになる。応募期間は11月7日から11月15日までの9日間で、ステッカーの配布期間である11月7日から13日までの7日間より2日長い。配布の最終日に受け取った客も応募の期間が残る構成になる。

ステッカーの配布規模も計算できる。各店舗で先着100名であれば、全国約2万店で約200万枚の計算になる。1店あたり100名という設計は、店舗の規模に関係なく同じ枚数を配る形だ。来客の多い店では早く終わり、少ない店では期間の後半まで残る構成になる。11月7日の11時という開始時刻の設定は、朝のピークを過ぎた時間にあたる部分がある。

同社の設立は1973年11月で2026年11月時点で53年になる。記念日に選ばれた11月は設立の月と同じになる。本社は東京都千代田区二番町、代表取締役社長は阿久津知洋氏、資本金は172億円で、東証プライム市場に上場している。税込価格はいずれも軽減税率8%で表記されており、店舗により価格が異なる場合や取り扱いがない場合がある。

出典:株式会社セブン‐イレブン・ジャパン プレスリリース