株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、サンリオのキャラクターとコラボレーションした「ポムポムプリン 30th ANNIVERSARY メモリアルプリント」を、2026年9月12日より全国のマルチコピー機で販売している。販売期間は12月31日までとなる。
価格は写真用紙のL判が1枚300円、2L判が1枚400円。いずれも税込で、税率は10%となる。用意されたデザインはキャラクタービジュアルの全29種類で、希望するものを選んでプリントできる選択式だ。
コンビニの店舗運営という観点で見ると、この商材には特有の性格がある。まず、在庫を持たない。プリント用紙とインクは元々マルチコピー機で使うものであり、商品ごとの発注や陳列、売れ残りの処理が発生しない。29種類という品揃えを用意しても、棚のスペースを1つも使わないことになる。
販売期間を3カ月半と長く取れるのも、この構造ゆえだ。物理的な商品であれば、売れ行きに応じて追加発注や撤去の判断が必要になる。プリントであれば、期間を決めて配信を止めるだけで済む。
購入の流れは2通り用意されている。1つは、商品ページでプリント予約番号を確認し、マルチコピー機で「プリント」から「ネットプリント」を選んで番号を入力する方法。もう1つが、商品ページからQRコードを表示し、マルチコピー機にかざす方法だ。いずれも来店前にスマートフォンで準備を済ませ、店舗では機械を操作するだけという設計になっている。
店舗のスタッフが関与しない点も特徴といえる。レジでの会計も発生せず、機械の前で完結する。人手が限られる時間帯でも販売が成立する商材であり、省人化が課題となるコンビニの現場とは相性がよい。
集客という面でも意味を持つ。目当てのプリントのために来店する人は、その機会に他の商品を買う可能性がある。29種類を揃えているのは、まとめて複数枚を買う動機を作るためでもあるだろう。1枚300円という単価は、コレクション性のある商材としては手に取りやすい水準にある。
同社のマルチコピー機では、アニメ、ゲーム、映画、スポーツ選手など、様々なジャンルのコンテンツプリントを展開している。今回のような周年企画は、その一環にあたる。既存の設備を使って、キャラクターの権利元と組むことで新しい商材を生み出すという構図だ。
店舗の設備をどう使い切るかという視点は、他の業態にも通じる。すでに導入している機器に、追加の用途を持たせられないかという問いは、投資を増やさずに売上を作る手がかりになる。
なお諸般の事情により、店舗での取り扱いがなくなる場合がある。取扱店舗は同社の販売店舗検索から確認できる。