株式会社ハンズは、「OB1TOY POP into HANDS」を2026年9月18日から全国のハンズで開催する。一部店舗を除く。イラストやパッケージデザインを手掛けるクリエイターのオビワン氏によるアイテムを揃え、本企画のために描き下ろされたイラストを使った限定商品も販売する。
雑貨店の企画という観点で、今回押さえておきたいのがノベルティの設計だ。
期間中、対象店舗で関連商品を税込2,000円以上購入すると、限定のオリジナルポストカードが1枚贈られる。注目すべきはその裏面で、特別デザインのスタンプ台紙になっている。新宿店と渋谷店にそれぞれ異なる限定スタンプが設置され、2店舗を巡ることでコンプリートできる仕組みだ。
配布物にスタンプ台紙の機能を持たせるという発想は、費用をかけずに回遊を作る方法といえる。ポストカード1枚の原価に、台紙としての役割を足すだけで、2店舗への来店を促せる。しかもスタンプを押すには実際に店舗へ行く必要があるため、オンラインでは代替できない。
新宿と渋谷という距離の近い2店舗を選んでいる点も現実的だ。移動に負担が少なく、1日のうちに両方を回れる。全国の店舗にスタンプを分散させれば、コンプリートは事実上不可能になり、参加の動機そのものが失われる。
商品構成は、価格帯を広く取っている。箔押しポストカードが各330円、マルチチャームが各598円、箔押しマグネットが各660円、チケット風メモが各880円、パスポート風ノートが各1,100円、卓上カレンダーが1,280円、ミニミニ日めくりカレンダーが2,200円、LP壁掛けカレンダーが2,530円という並びだ。
330円から2,530円まで幅があることで、来店客の予算に応じて選べる。ノベルティの条件が2,000円以上に設定されているため、単品では届かない商品も多い。複数を組み合わせる動機が自然に生まれる構成になっている。
発売時期を分けている点も見逃せない。企画の開始は9月18日だが、ハンズ限定の卓上カレンダー、マルチチャーム、箔押しポストカードは10月20日の発売予定とされている。一方で箔押しマグネットは先行販売という扱いだ。開始時に先行品を置き、1カ月後に限定品を投入することで、会期中に2回の山を作れる。
カレンダーが3種類含まれているのも、この時期らしい構成だ。卓上、壁掛け、日めくりと形態を分けることで、使う場所に応じて選べる。秋はカレンダー商戦が立ち上がる時期にあたり、クリエイター企画と季節商材を重ねた形になっている。
新宿店と渋谷店にはフォトスペースも設置される。撮影して投稿する行為が、そのまま企画の告知にもなる。
なお店舗により取扱商品は異なる。