静鉄プロパティマネジメント株式会社が運営管理する商業施設「新静岡セノバ」は、2026年10月5日に開業15周年を迎えるにあたり、記念企画「感謝彩」を9月19日から10月12日まで開催する。あわせて、施設の公式キャラクターも新たに立ち上げる。

商業施設の販促という観点で見ると、この企画は24日間という長めの会期を、性格の異なる施策で埋めている点が特徴だ。

会期全体を通じて実施されるのが「ぽちギフト」のプレゼントである。税込3,000円以上を購入した来店客に、200円クーポンを封入したポチ袋を進呈する。先着15,000個で、なくなり次第終了となる。このクーポンは次回に税込1,000円以上を購入する際に使え、利用期間は受け取り当日から2026年12月31日までだ。

この設計は、周年企画のなかで次の来店を作ることに主眼がある。その場で値引くのではなく、次回使えるクーポンを渡す形だ。しかも利用期限を12月末までと長めに取っているため、年末商戦まで効果が及ぶ。周年の来店を、そのまま冬の需要期へつなげる構造になっている。

会期の中盤には、飲食に特化した企画を置く。10月3日から5日までの3日間、フードコートやレストラン、カフェの一部店舗で、人気メニューが価格そのままで大盛りや増量になる。開業日である10月5日を含む週末に、館内の滞在時間が長くなる企画を配置した形だ。

同じ10月3日から12日までは、地下1階の食物販店舗を対象に、キャッシュレス決済と連動したクーポンも実施される。税込2,000円以上の購入時に特定の決済手段で支払うと、ポイントが最大15%還元される。事前のクーポン取得が必要で、付与上限は1回および期間で1,000ポイントとなる。

そして会期の最終3日間、10月10日から12日には、抽選会「感謝サイコロチャレンジ」を開く。各日12時から20時まで、1階の特設会場で実施する。参加条件は、9月19日から10月12日までの期間中に館内で発行されたレシート税込5,000円ごとに1回で、レシートの合算も可能だ。サイコロの目に応じて賞品が贈られ、特賞は15万円分の買物券となる。

注目したいのは、この抽選会の参加条件が会期の初日までさかのぼる点である。10月10日の時点で参加するために、9月19日以降のレシートを取っておく必要がある。つまり会期の序盤に買い物をした人にも、最終盤にもう一度足を運ぶ理由が生まれる。合算を認めていることで、少額の買い物を積み上げる動機にもなる。長い会期を前半と後半でつなぐ仕掛けといえる。

キャラクターの立ち上げも、周年を機とした取り組みだ。地元の森で生まれたという設定のビーバーで、館内やSNSを通じて施設の情報を発信していく。専用のXアカウントと特設サイトは9月18日の公開を予定している。施設の情報発信を担う存在を用意することで、キャンペーン期間に限らず継続的に接点を持てるようにする狙いが読み取れる。

なお実施内容には、このほかに時間帯を限定したポイントアップ企画も挙げられている。詳細は特設サイトで案内される予定だ。