茨城県日立市の和菓子店「菓匠風月」を展開する株式会社常陸風月堂は、2026年9月30日から10月6日まで、松坂屋上野店に初出店する。売場は1階の和洋菓子イベントスペースとなる。

初日の9月30日は「和栗の日」にあたる。一般社団法人日本和栗協会が制定し、日本記念日協会が認定・登録した記念日で、和栗が収穫の最盛期を迎える時期であること、そして栗を通して育てる人、菓子をつくる人、味わう人の三者がつながる輪を広げるという意味が込められている。

販売するのは、2種類の茨城県産の栗を使った栗蒸し羊羹を中心とした全12品となる。

1つ目の「飯沼栗」は、茨城県東茨城郡茨城町で生産される栗だ。栗は本来ひとつの毬に3つの実がつくが、これをあえて1毬1果に絞って育てる。実の数を減らせば収量は落ちるが、下飯沼栗生産販売組合は収量を落とさずに大粒化を実現し、市場で最高級品と評価されてきたとしている。冷温貯蔵で糖度を高め、出荷前には3段階の選別を行う。この取り組みが評価され、2017年6月23日に国の地理的表示保護制度に登録された。

2つ目の「笠間栗」は、茨城県笠間市の栗で、同市は栗の栽培面積と経営体数がともに日本一となる。昼夜の寒暖差と、保水性・通気性に優れた火山灰土壌が特徴で、十数種類の品種が栽培され、品種別・サイズ別の選別体制が整っている。

同社は両方の栗を同じ栗蒸し羊羹という製法で仕立てており、素材の違いを比べられる構成としている。食べ比べセットは各120gで税込3,780円となる。

価格帯は税込1,188円から16,200円まで幅がある。最上位の「万羊羹 常陸」は飯沼栗を使った550gの商品で16,200円。パッケージデザイン賞「Pentawards」のグルメ・フード部門でシルバー賞を受賞している。このほか、ハーフサイズが7,560円、飯沼栗を使った「万羊羹 飯沼」が8,100円、笠間栗を使った「万羊羹 笠間」が4,860円、小棹タイプが1,188円から2,376円、個包装タイプが1個432円からとなる。賞味期限はいずれも製造から60日となる。

同社は1948年に日立市で創業し、現在は三代目が代表を務める。地元の素材を突き詰める方針を掲げ、台湾でのクラウドファンディングや2025年のニューヨークでの販売実績もある。

なお商品は数量に限りがある。