株式会社ウールン商会は、イタリアのブランド「ロレーナ アントニアッツィ」の新プロジェクト「NO SEASON by Lorena Antoniazzi」を日本で本格的に展開する。10月から11月にかけて、百貨店とホテルの計5会場でポップアップショップを順次開催する。

会場と会期は次の通りだ。10月7日から13日までが阪急うめだ本店7階のプロモーションスペース71、10月21日から27日までが大阪髙島屋4階のサロンルシック、10月22日から28日までが藤崎本館3階のロレーナ アントニアッツィ、10月31日から11月6日までが帝国ホテル東京1階のオルタム、11月4日から10日までが札幌三越5階になる。大阪、仙台、東京、札幌と主要都市を回る構成を採った。

「NO SEASON」は、ラグジュアリーの新しい考え方を提案するプロジェクトにあたる。シーズンやトレンドに左右されず長く着られる服を作ることを軸に据え、シーズンごとのコレクションという従来の概念を超えた「タイムレスなラグジュアリー」を追求する。

素材、カラー、シルエットは、時間とともに体になじんで変化するようデザインされている。コレクションを少しずつ買い足しながらワードローブを育てていく、という使い方を想定した設計だ。毎シーズン買い替える前提ではなく、同じ服を長く使い続けることを前提にしている点が、通常のコレクション展開との違いになる。

もう1つの柱がサステナビリティへの取り組みだ。専用のQRコードを読み取ることで、「Made in Italy」の生産背景を追跡できる仕組みを備えている。8つの国際認証を取得し、原材料からサプライチェーンまで環境に配慮した製造を行っているという。

生産背景を買い手が自分で確認できる形は、アパレルの売場にとって説明の材料になる。価格の根拠を伝える手段としても使えるうえ、環境や生産過程を気にする層にも訴求しやすい。長く着られることを打ち出すブランドでは、作られ方の情報が商品の説明と直結する。

ロレーナ アントニアッツィは、1993年にロレーナ・アントニアッツィとジャンルーカ・ミラバッシ夫妻がイタリア・ウンブリア州ペルージャで設立したブランドだ。最高級の糸を使い、イタリアの職人技で仕上げたトータルウエアを展開する高級プレタポルテに位置づけられる。高品質なニットを中心に、トータルコーディネートで商品を揃える。

創業当初からニットウェアアカデミーを開校しており、人材育成と地域の繊維産業における技術継承にも取り組んできた。作る技術そのものを地域に残す活動を、ブランドの事業と並行して続けている形になる。

ウールン商会は今後、日本全国の百貨店、専門店、セレクトショップを通じて展開を広げる予定だ。ポップアップでの反応を見ながら販路を増やしていく流れになる。

出典:株式会社ウールン商会 プレスリリース