株式会社そごう・西武は、そごう千葉店6階催事場で「秋の北海道物産と観光展」を開催している。会期は前半が2026年10月22日から29日まで、後半が10月31日から11月8日までだ。時間は午前10時から午後8時までで、10月29日と11月8日は午後5時に閉場する。イートインのラストオーダーは各閉場の1時間前となる。
前半の出店数は46店で、うち4店が初出店だ。
この催事で押さえておきたいのが、前半と後半で提案する内容を変えている点だ。
同社は前半をスイーツ、後半をクラフトビールとハンバーガーやフライドポテトなどの組み合わせとして、後半では若い世代や男性客も対象としている。
物産展は、来場する客層が固定されやすい催事にあたる。産地の菓子や惣菜を中心に構成すれば、普段からその種の催事に通う層が主になる。同じ内容を会期を通して並べる形では、新しい層との接点は生まれにくい。
会期を2つに分けて内容を入れ替える形であれば、それぞれの期間で別の構成が取れる。前半でスイーツを求める層に向け、後半で飲食の組み合わせを打ち出せば、同じ会場で2つの企画を回すことになる。
後半の品揃えを見ると、この狙いが具体的に出ている。月と太陽BREWINGのクラフトビールは1缶各800円で、ペールエール、ピルスナー、IPAの3種が並ぶ。ZZZ365のフライドポテトは1,080円だ。The CheeseBurger ESSENの「十勝チーズのワイルドダブルチーズバーガー」は1,458円で、そごう千葉店限定として10月31日から販売する。
ビールと揚げ物、ハンバーガーという組み合わせは、物産展の定番とは異なる構成になる。産地の素材を使いながら、提供の形を変える形だ。十勝チーズを使ったハンバーガーであれば、北海道の食材という軸は保たれる。
一方で前半はスイーツが並ぶ。MORIHICOの「JBソフトクリーム」ストロベリー・ミックスが792円、MILK DO dore iku?の「ドーナツ ピスタチオ」が461円、「純生ホイップ」が371円で、いずれも初登場となる。北海道バターのいとこの「プレミアムミルク」3枚入は1,080円だ。
会期を通して販売する商品もある。ルタオの「北海道りんごのミルクパルフェ」は1,350円で西武・そごう限定、ロイズの「生チョコレート クレームブリュレ」20粒は1,215円、千秋庵の「ノースマン」5個は1,101円となる。
前半と後半で入れ替える商品と、通期で置く商品を分ける構成も、催事の運営に関わってくる。通期の商品は会期中いつ来ても買えるため、確実に手に入る品目になる。期間を限る商品は、その時期に合わせた来場につながる。
後半のみの商品には、菊地ファームの「十勝産あずきの和パフェ」980円、しらおい菓子工房まいこの「由栗いものスイートポテト特大」2,160円(500g)、ノースグランドの「森のkigi バタースコッチ」681円などがある。
食事では、前半に札幌味噌ラーメン専門店けやきの「味噌ラーメン」1,301円がイートインで入り、札幌豊平館厨房の「北海道産牛ヒレ昆布熟成ステーキ弁当」が2,808円、The dayの「ホットドッグ スタンダード」が851円で並ぶ。後半は中華そばカリフォルニアの「チャーシュー肉ワンタン醤油」1,580円がイートインとなる。
限定の設定にも特徴がある。しらおい菓子工房まいこの「由栗いものレトロプリン」2,160円は各日限定30個、北海工房の「たらばづくし」3,510円は各日限定30折、やきにくれすとらん沙蘭の「道産牛ヒレとはこだて大沼黒牛ウチモモステーキ盛合せ弁当」2,646円は各日限定50折だ。
「各日限定」という形は、会期の総数で区切る形とは性質が異なる。会期全体で数を決めれば、早い時期に来た客で終わることになる。1日あたりで区切れば、どの日に来ても購入の機会が残る。後半は9日間あるため、各日30折の商品であれば会期を通して270折になる計算だ。
価格の幅も広い。最も安いMILK DO dore iku?の「純生ホイップ」371円に対して、最も高い北海工房の「たらばづくし」は3,510円で、約9.5倍の差がある。菓子の小さな単品から、弁当や海産物の詰め合わせまでが同じ会場に並ぶ構成だ。
観光の案内も入っている。小樽市の魅力を紹介する「小樽コンシェルジュ」の平山あずさ氏が10月22日午前10時から6階催事場の駅側北エレベーター前で、道民に親しまれている「べこ餅」を1個プレゼントした。初日には観光コーナーでの案内も行われた。
物産展に観光の案内を組み込む形は、産地への送客につながる構成になる。商品を買った客に対して、その土地を訪れる情報を渡す形だ。
なお、そごう千葉店の営業時間は地階から9階が10時から20時まで、10階レストラン街が11時から22時までとなる。