株式会社大丸松坂屋百貨店は、大丸東京店1階「ほっぺタウン」で英国の焼菓子ブランド「LONDON BAKE GALLERY」を2026年10月28日から11月3日まで展開する。同ブランドとして初のPOPUP出店にあたる。あわせて京都・嵐山に本店を持つ「京 嵯峨野 竹路庵」と、アメリカの冷凍スイーツメーカー「スイートストリート」の商品も登場する。
この企画で押さえておきたいのが、3商品が別の売場に置かれる点だ。
LONDON BAKE GALLERYの「LONDON SQUARE Union Jack 90g」1,674円(税込)は1階のMVPスイーツMAP①、竹路庵の「特別仕立てわらび餅」1箱1,188円はウィークリー・セレクトスイーツ MAP②、スイートストリートの「NYチーズケーキ」480g(120g×4個入)3,500円はウィークリー・セレクトスイーツ2 MAP③で扱われる。
1つの催事として同じ区画に並べる形であれば、客は3商品を見比べられる。売場の人員も1か所で済む形だ。
3つの区画に分ける構成では、客はそれぞれの場所を回ることになる。一方で、区画ごとに別の企画として運営できる形になる。
保存方法の違いも、この構成と関わってくる。LONDON SQUAREとわらび餅は常温、NYチーズケーキは冷凍だ。
常温の商品であれば棚に置けるが、冷凍の商品には冷凍ケースが必要になる。1つの区画で両方を扱う形では、設備のある場所に限られることになる。売場を分ければ、それぞれの条件に合う場所に置ける形だ。
販売期間にも差がある。全体の開催期間は10月28日から11月3日までの7日間だが、LONDON SQUAREは11月10日までの販売とされている。
計算すると14日間で、全体の期間の2倍にあたる。
商品の性質がこの差に関わる部分になる。LONDON SQUAREは常温保存の焼菓子で、ショートブレッド、ビスケット、サブレを缶に詰め合わせたものだ。日持ちする商材であれば、販売の期間を延ばせる形になる。
わらび餅は常温だが、「出来立ての食感を楽しめる」ことを特徴としている。食感が売りの商品であれば、作ってから売るまでの時間が品質に関わる形だ。
価格の構成も見ておきたい。最も安いわらび餅の1,188円と、最も高いNYチーズケーキの3,500円では約3倍の差がある。
重量あたりで計算すると、別の関係が見える。LONDON SQUAREは90gで1,674円のため100gあたり1,860円、NYチーズケーキは480gで3,500円のため100gあたり約729円になる。LONDON SQUAREの方が約2.55倍高い水準だ。
NYチーズケーキは120g×4個入であるため、1個あたりでは875円になる。
缶入りの焼菓子と冷凍のケーキでは、商品の構成が異なる。缶そのものの費用が価格に含まれる形であれば、中身の重量に対する単価は上がる。LONDON SQUAREは英国の象徴的なモチーフを描いた缶に入る商品で、缶の意匠も商品の一部になる構成だ。
一方で、冷凍のケーキは重量が出る商材にあたる。480gという容量であれば、100gあたりの単価は下がる形になる。
缶の仕様にも特徴がある。同社は「缶ごとに味わいが異なります」としている。
同じ商品名であっても中身が揃わない形になる。買う側から見れば、どの缶を選ぶかという要素が加わる。売場では、この違いを説明するかどうかが接客の内容に関わる部分だ。
扱う3商品の産地も分かれている。英国の焼菓子、京都のわらび餅、アメリカの冷凍チーズケーキという構成で、地域の共通点はない。
スイートストリートは世界60カ国で展開するアメリカ初の本格派冷凍スイーツメーカーと紹介されている。竹路庵のわらび餅は本店でも一番人気の商品で、柔らかさや食感、口どけにこだわった原材料を特別に配合しているとされる。
産地やカテゴリーで括らず、売場の企画として個別に扱う形になる。「ほっぺタウン」という1階の食品フロアの中で、複数の区画がそれぞれ別の商品を展開する構成だ。
LONDON BAKE GALLERYは英国で長年愛されている焼菓子を中心に扱うブランドで、今回が初のPOPUP出店となる。
大丸松坂屋百貨店は2010年3月の設立で、本社は東京都江東区木場だ。