東海地方を中心にスーパーマーケットを展開する株式会社カネスエは、2026年9月から、新ユニフォームの本格導入を開始する。一部店舗での先行導入を経て、全店規模で順次切り替えを進める。同社によると、全店規模でのユニフォーム刷新は1902年の創業以来初となる。
新ユニフォームは、機能性、清潔感、多様性をコンセプトに開発した。店頭スタッフ向けに丈の異なる2種類のエプロンと、色の異なる2種類のシャツを用意。性別や年齢にかかわらず、スタッフが自分の好みや担当する仕事に合わせて選べる仕様とした。
エプロンはロングとセミロング、シャツはホワイトとネイビーを展開する。それぞれを自由に組み合わせることで、4通りのスタイルから選択できる。デザインだけでなく、店舗での仕事内容やスタッフの声を踏まえ、日々の業務に必要な機能も見直した。
両タイプのエプロンには、ポケットを2つ設けている。このうち片方は、店内に落ちているごみを拾った際に使用できるよう設計した。売り場の清潔さを保つための作業を想定し、ユニフォームに専用の用途を持つポケットを取り入れている。
また、伸縮性や通気性に配慮した素材を採用し、防寒アウターも拡充した。季節による気温の変化や、業務ごとに異なる動きに対応する仕事着として整備する。同社は、年間を通じてスタッフが快適に動けることを目指したとしている。
今回の刷新の背景には、新たなブランドスローガン「EVERYDAY WELLNESS SUPERMARKET」がある。カネスエは、地域の顧客の暮らしを支える店舗づくりとともに、そこで働くスタッフが心地よく仕事を続けられる環境の整備を進めている。
同社は、スーパーマーケットでは学生、子育て世代、シニアなど幅広い年代のスタッフが働き、仕事内容によって求められる動きや機能も異なると説明。今回の開発では、見た目の好みだけでなく、それぞれの仕事に合うことを重視し、現場の意見を取り入れながら仕様を検討した。
ユニフォームを選べる仕組みと機能の見直しを通じて、スタッフの働きやすさを整える方針だ。同社は、この取り組みをスタッフ自身の「ウェルネスファースト」につなげ、仕事への意欲や、カネスエで働くことへの誇りを高めることを目指している。
カネスエは愛知県一宮市に本社を置き、1902年に創業、1951年に設立した食品スーパーマーケット企業。「おいしいもの、いいものだけを」という理念を掲げ、東海地区を中心に店舗を展開している。商品を手頃な価格で提供することに加え、買い物時間の短縮につながる店内動線など、利用者の視点に立った店舗づくりに取り組んでいる。