はごろもフーズ株式会社は、ペットフード「無一物」シリーズの猫用おやつ『無一物舌福』から、20本入りの大容量タイプ2品を2026年10月1日より全国で発売する。「まぐろ20本」と「4種のバラエティ20本」で、規格はいずれも14gが20袋、参考小売価格は税抜1,000円となる。年間の販売予定数は各32千個だ。
同シリーズは2025年3月の発売で、素材と水と米粉だけで作ったスティックタイプのペーストおやつとして展開してきた。米粉で粘度を調整することで、出しやすいのに垂れにくく、食べやすいのに汚れないという食感に仕上げているという。
今回の大容量化の背景として同社が挙げるのは、消費量の増加だ。スティックタイプのおやつが、日常のコミュニケーションだけでなく、投薬や水分補給といった健康ケアの場面でも使われるようになっているという。これまでは「8本アソート」が最大サイズだったが、毎日の給餌に合わせてもっと大容量のパックがほしい、お気に入りのフレーバーをストックしておきたい、という声が多く寄せられたとしている。
売場の観点で見ると、この2品は狙いが明確に分かれている。「まぐろ20本」は一番人気のフレーバーを単一で揃えたもので、決まった味を買い続ける層向けだ。一方の「4種のバラエティ20本」は、まぐろ、かつお、鶏むね肉、サーモンを各5袋ずつ組み合わせたもので、食べ飽きを防ぎたい層や、好みを探っている層に向く。同じ価格帯で買い方の異なる2つを並べることで、購入者の状況に応じて選べる構成になる。
多頭飼いへの対応という視点も示されている。複数を飼っている家庭では消費量が単純に増えるため、8本入りでは買い足しの頻度が高くなる。大容量パックは、その買い出しの負担を減らす提案にあたる。
賞味期間が25か月と長い点も、扱ううえでは押さえておきたい。ペット用品売場では回転の読みにくい商品もあるが、2年以上の期限があれば在庫のリスクは抑えられる。常温での保管が可能な形状でもあり、陳列場所の制約も小さい。
原料については、まぐろとかつおに、低塩分であるエアブラスト凍結の原料のみを使用しているとしている。着色料、発色剤、調味料、増粘剤を使わず、素材と水と米粉のみで仕上げるという同シリーズのレシピは、大容量タイプでも維持される。
ペットフードは、飼い主が原材料表示を細かく確認する商材のひとつだ。食品と同じ基準を掲げるブランドは、その点を売場で短く伝えられれば選ばれやすくなる。単価1,000円という価格帯は、8本入りから乗り換える際の判断材料にもなる。1本あたりで見れば割安になる構成であれば、まとめ買いの動機として説明しやすい。
なお「無一物」「舌福」「家族品質」は、いずれも同社の登録商標となっている。