株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、持続可能な調達の取り組みの一環として、リージョナルフィッシュ株式会社の原料を使用したおにぎり「小松菜と鮭 宮城県産銀鮭使用」を、宮城県と山形県の一部店舗約340店で2026年9月29日より数量限定で順次発売する。価格は198円、税込213.84円となる。

同社は背景として、日本近海の海面水温が世界平均を上回る速さで上昇しており、魚の生態系や養殖業にも影響が及び始めていると説明している。こうした海洋環境の変化を見据え、原料の安定調達に向けて取り組むとしている。

使用するのは、宮城県内で養殖されたリージョナルフィッシュの銀鮭だ。同社によると、程よい脂のりと旨味、柔らかな身質が特長となる。

リージョナルフィッシュは2019年設立の京都大学発のスタートアップ企業で、魚の品種改良によって水産物を持続的に届けることを目指している。京都大学発の品種改良技術を基盤に、魚種や目的に応じて複数の手法を使い分け、従来より短い期間で品種改良を進めてきたとしている。

今回の商品に使われる銀鮭は、魚が本来持つ環境適応能力に着目し、高水温でも生育できる個体を選抜してつくられた品種となる。海水温の上昇が進んでも育てられる品種と説明されている。

商品の仕立てとしては、銀鮭を塩麹で漬け込むことで旨味を引き出し、しっとりとした食感に仕上げている。ご飯には小松菜と胡麻を混ぜ込み、彩りと食感を加えた構成とした。

担当者はコメントのなかで、気候変動や資源の枯渇、生物多様性の喪失といった環境変化があるなか、魚のおいしさを手軽に楽しみながら、持続可能な水産資源について考えるきっかけにしてほしいという考えで開発したとしている。

販売エリアが宮城県と山形県に限られ、店舗数が約340店という規模の展開となる。原料の産地である宮城県を含むエリアでの販売という構成だ。

なお店舗によって価格が異なる場合があり、予定数が終了した場合は取り扱いがなくなる。税込価格は軽減税率適用の消費税8%で表記されている。