株式会社榮太樓總本鋪は、一年間限定の「榮太樓飴 高知ゆず」と、数量限定の「板あめ 羽一衣 高知ゆず」を発売した。10月3日の「榮太樓飴の日」を記念した商品だ。
「榮太樓飴 高知ゆず」は包装の形態を4種類用意している。価格はいずれも税込で、袋入が594円、小袋入が346円、紙箱入が648円、ポケット缶が540円だ。取扱店舗は榮太樓總本鋪本店と同社オンラインストア、全国の百貨店やスーパーなどとなる。
このほか、別パッケージの「にほんばしえいたろう」版も324円で販売する。取扱店舗はアトレ恵比寿店に限られる。
包装を4形態に分ける構成は、売場ごとに置き方を変えられる組み立てにあたる。袋入と小袋入は菓子売場の定番として、紙箱入とポケット缶は手土産や携帯用として提案できる。同じ中身で価格帯を346円から648円まで並べられるため、棚のどの位置に入れるかを売場側で選べる。
「板あめ 羽一衣 高知ゆず」は税込540円だ。取扱店舗はあめやえいたろう伊勢丹新宿本店、三越銀座店、榮太樓總本鋪オンラインストアに絞られる。軽くサクサクとした食感と、はかなく溶ける口どけを特徴とする。
原料には高知県産のゆずを使う。高知県は全国のゆず生産量の50%以上を占める日本一の産地で、香りの高さは海外でも評価されているという。味づくりでは無香料・無着色とし、ゆず本来の香りを楽しめる仕立てにしたとしている。
産地を商品名に入れる形は、原料の性格を伝える手段として機能する。ゆずは香りで選ばれる素材のため、生産量が最も多い産地の名称を添えることで、味の方向性が想像しやすくなる。無香料・無着色という点も、香料で香りを付けた商品との違いを示す材料になる。
一年間限定という販売期間の設定にも意味がある。通常の季節限定より長く扱えるため、棚に定着させる余地がある。一方で終売の時期が決まっているため、定番商品を置き換えるのではなく、期間を区切って追加する形で扱いやすい。
「榮太樓飴の日」は一般社団法人日本記念日協会の認定を受けた記念日だ。創業者である細田栄太郎の誕生日(1832年10月3日)に由来し、七十二候の「水始涸」の初日にもあたる。創業者の誕生日を記念日に据える形は、ブランドの歴史をそのまま販促の理由に使える組み立てになる。