株式会社セブン‐イレブン・ジャパンは、各地域の味噌を使ったご当地豚汁を2026年10月8日から順次発売した。同社のスープ惣菜である豚汁を、エリアごとに異なる味噌で仕立てた地域限定商品だ。価格はいずれも338円、税込365.04円で、税込価格は軽減税率適用の消費税8%で表記されている。
新潟県で販売するのは「ごろっと具材の豚汁(越後味噌使用)」だ。越後味噌でコクを出し、具材を大きめにカットして食感を楽しめるようにした。富山県、石川県、福井県の北陸3県で販売するのは「加賀みそ使用 11品目具材の豚汁」で、加賀みそで深みのある味に仕上げ、全11品目の具材で食べ応えを持たせている。
味噌の特長についても説明がある。越後味噌は米どころならではの発酵のうまみとまろやかなコク、加賀みそは北陸で親しまれてきた奥行きのある風味としっかりしたコクを挙げている。
全国で同じ商品を展開せず、エリアごとに味噌を変える構成が今回の特徴だ。同社は、全国一律の味ではなく、その土地で食べるからおいしい一杯として提案するとしている。
地域限定商品を作る場合、商品そのものを別に開発する形と、既存の商品の一部を地域の素材に置き換える形がある。今回は後者にあたり、豚汁という定番のスープ惣菜を土台に、味噌という味の核となる部分だけを差し替えた。開発の負担を抑えながら、地域ごとの違いを明確に出せる組み立てになる。
具材の構成にも違いを付けている。新潟向けは大きめのカットで食感を打ち出し、北陸向けは11品目という品数を打ち出す。味噌だけでなく訴求点そのものを変えることで、2つの商品が別の商品として成立する形だ。
対象店舗数も示されている。2026年9月末時点で、新潟県が430店舗、北陸3県が351店舗となる。合わせて781店舗という規模で、この店舗数に対して専用の商品を用意する判断になる。地域限定商品は製造と配送の計画を地域単位で組む必要があるため、店舗数が導入の判断材料になってくる。
発売時期の10月上旬という設定も商品の性格に沿っている。担当者はコメントのなかで、寒くなる季節に地元の味で温まってほしいという思いから地域の味噌にこだわったと述べ、慣れ親しんだ風味の一杯として楽しんでほしいとしている。
なお、店舗によって価格が異なる場合がある。予定数の終了や諸般の事情により取り扱いがなくなる場合があり、店舗により一部取り扱いのない商品や、商品名と規格が異なる場合もある。販売地域区分は公式サイトで確認できる。