株式会社万代は、公式キャラクター「マンニャイ」を2026年10月5日から公開した。今後は公式サイト、Instagram、店頭POP、店舗イベントなどで展開していく。

制作の背景として挙げているのが、交流する層の幅を広げたいという狙いだ。同社はこれまで店頭でのマイクパフォーマンス、手書きPOP、チラシなどで情報を発信してきた。これに加えて、小さな子どもを含むより幅広い層との交流を深めるためにキャラクターを制作したという。

デザインを担当したのは、手書きの味わいを活かした作画を得意とするイラストレーターのこばやし けいこ氏だ。同氏は万代の店舗がある関西地方とゆかりがある。手書きPOPを発信手段として使ってきた売場に対して、手書きの質感を持つ作風を選んでいる点は、既存の売場づくりと揃える意図と読める。

キャラクターの設定も示されている。マンニャイは、不思議な生き物たちが暮らす世界から、ときどき万代にやってくる働き者の店長という位置づけだ。商品を見極めるときは目が鋭くなり、喜んでもらえるとふにゃふにゃになる。身長は買い物カゴくらいで、好きなことはおいしいものを見つけることとされる。

身長を「買い物カゴくらい」と示す設定は、売場の什器を基準にしたものだ。等身や寸法を店舗の備品に合わせておくと、POPや店内装飾で使う際に大きさの基準が決まる。店長という役割を与えている点も、売場での登場の仕方を限定しやすくする要素になる。

サブキャラクターとして「マンダフルフレンド」も順次登場する。店長マンニャイを支える仲間たちで、頼れるスタッフや毎日買い物をする来店客などが、買い物の楽しさを伝える構成だ。スタッフと来店客の両方をキャラクター化する形は、売場の人物像をそのまま持ち込む組み立てになる。

小売のチェーンが自社キャラクターを持つ場合、使える場面は店頭の告知物から販促品、SNSまで広がる。1度制作すれば継続して使えるため、チラシやPOPの制作を自社で行っている事業者であれば、既存の作業のなかに組み込みやすい。一方で、キャラクターが認知されるまでには時間がかかるため、露出の場を複数用意しておくことが必要になる。今回は公式サイト、Instagram、店頭POP、店舗イベントと4つの場を最初から挙げている。

万代は大阪府東大阪市に本社を置き、代表取締役社長は阿部秀行氏。関西地方を中心にスーパーマーケットを展開している。

出典:株式会社万代 プレスリリース