とちぎコープ生活協同組合は、2026年10月2日、栃木県日光市と包括連携協定を締結した。双方が持つ資源を活用し、子育てや福祉、食育、地域の安全などの分野で協力する。これまでの協働を発展させ、地方創生と持続可能なまちづくりを進めることを目的としている。

とちぎコープと日光市は、従来から高齢者への夕食宅配事業や、地域の見守り活動「見守りそばネット」への協力を行ってきた。また、市内の小学校に交通安全ランドセルカバーや横断旗を寄贈するなど、子どもの安全に関わる取り組みも進めている。

今回の協定では、連携する分野として「子育てや福祉の向上」「食育の推進・健康増進」「地域の安全・安心」「その他、地域の活性化及び協働のまちづくり」の4項目を定めた。既存の活動に加え、地域のニーズに応じた取り組みを検討する。

具体的な活動として、10月開催の「にっこう子育てフェスティバル」への協賛とブース出展を予定している。地域課題への対応では、中山間地域における配送サービスの向上に向けた取り組みを検討する。配送に関する内容は、発表時点では検討段階となっている。

協定の締結式は、日光市今市本町の日光市役所で行われた。日光市の瀬髙哲雄市長と、とちぎコープの塚原政雄代表理事理事長が出席した。

瀬髙市長は、日光市が市民のウェルビーイング向上に向けた取り組みを進めていると説明。協定に食を中心とする事業が含まれることに触れ、特に女性や若い世代に関わる新たな施策を、とちぎコープと協働で展開していく考えを示した。

塚原理事長は、これまで県内各地で商品を届ける事業や暮らしの支援に取り組んできたと説明した。そのうえで、双方の強みを生かして地域の活性化を進め、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるまちづくりに協力するとしている。

とちぎコープは宇都宮市に本部を置き、栃木県内を事業エリアとする生活協同組合。2026年9月20日時点の組合員数は29万人、2025年度の総事業高は303億円となる。

出典:コープデリ生活協同組合連合会 プレスリリース