ガリレイホールディングス株式会社は、フクシマガリレイ株式会社が「ノンフロン冷媒採用 ヨコ型ステップ運転機能付解凍庫」(機種名QDW-09DMTX)を2026年10月15日に発売すると発表した。価格はオープン価格で、年間の目標販売台数は500台となる。

主なターゲットとして挙げられているのは、定食店、ファストフード、焼肉店、焼鳥店、ファミリーレストラン、うどん店、回転寿司店などの外食産業に加え、スーパーマーケットと弁当店だ。

採用した冷媒はノンフロン冷媒のR1234yfで、GWP(地球温暖化係数)が1と極めて低い。数値は経済産業省告示第54号からの引用とされている。燃焼性が低く、厨房などでも安全に修理・点検できるとしている。

運用面で押さえておきたいのが、フロン排出抑制法の対象外になる点だ。同社は、これにより機器管理の義務がないとしている。業務用の冷凍冷蔵機器は点検や記録の保存が求められる対象になるため、その手間が生じないことは運営の負担に直結する。設置台数が多い事業者であれば、管理作業の総量に差が出てくる。

漏えいへの対策も施している。溶接箇所を減らしてリスクを下げ、マイクロチャンネル凝縮器の採用と冷媒封入量の削減も行った。

解凍の方式は2段階に分かれる。食材の品質が劣化しない温度までは高温で解凍し、表面温度が上がると低温解凍に切り替える構成だ。解凍後は自動で保冷に移行する。

自動で保冷へ切り替わる点は、厨房の作業では実務的な違いになる。解凍は時間がかかる工程で、終わったタイミングに合わせて人が対応するのは難しい。解凍後も庫内に置いておける形であれば、仕込みの時間を厳密に合わせる必要がなくなる。営業前の仕込みから提供までの間隔が長い業態では、この部分が効いてくる。

設置の面では、ヨコ型という形状を採っている。天板を作業台や盛り付けスペースとして使える構成だ。厨房は面積が限られるため、機器の上面を作業面に転用できれば、同じ面積で使える範囲が広がる。

衛生面では、解凍と保冷に加えて庫内乾燥モードを搭載した。庫内は丸洗いできる仕様となる。解凍では食材から水分が出るため、庫内の乾燥と洗浄のしやすさは日々の管理に関わる部分だ。

仕様は、外形寸法がW900×D750×H800mm、有効内容積が173L、製品質量が85kgとなる。冷却性能は解凍が2~25℃、保冷が0~10℃だ。消費電力は冷却時が50/60Hzで160/174W、昇温時が1,068Wで、電源は単相100Vとなる。

単相100Vという電源仕様も、導入の検討では確認したい点になる。三相の電源工事が不要であれば、既存の厨房に追加しやすい。幅900mmという寸法も、標準的な作業台と並べられる範囲に収まる。

フクシマガリレイは業務用冷凍冷蔵庫、ショーケース、冷凍機応用機器の製造・販売・メンテナンスなどを手がける。本社は大阪市西淀川区、代表取締役社長は福島豪氏、資本金は4億円となる。

出典:ガリレイホールディングス株式会社 プレスリリース