株式会社エフェトレーディングは、シンガポールのギフト菓子ブランド「WuGuFeng®(五谷豐®)」の日本での販売を2026年10月10日に開始した。同社は同ブランドの日本総代理店で、新宿高島屋地下1階の「スウィーツパレット」で催事販売を行う。全7商品を日本で初めて正規に販売する。
同ブランドはシンガポールの空港や百貨店などで販売されており、日本人旅行者の定番土産として紹介されてきた。これまで国内に正規の購入場所はなかった。
渡航先の定番土産を国内で売る構成は、土産菓子の販路としては逆方向の流れにあたる。現地で買って持ち帰る商品を国内で扱えば、旅行の記憶がある層に向けて売れる。一方で、現地で買うからこそ成立する部分もあるため、国内での需要は未知の状態から確かめることになる。催事という形で始めている点は、その検証の段階と読める。
販売する商品は価格が税込で示されている。「プラナカン パイナップルケーキ」は2個入(個包装)が1,469円、6個入(個包装)が4,374円。「パンダン ココナッツショートケーキ」は2個入(個包装)が1,490円、「シンガポール マンゴーショートケーキ」は1個入が994円となる。
このほか、「シンガポール エッグロール」(パンダンココナッツ/グラ・メラカ)が8本入×2袋で3,100円、「シンガポール ココナッツシェル」が3枚入×6袋で2,997円だ。
パイナップルケーキの価格設定が、構成として目を引く。2個入1,469円は1個あたり約735円、6個入4,374円は1個あたり約729円で、容量を増やしても単価がほとんど下がらない。まとめ買いの割安感で点数を伸ばす設計ではなく、1個あたりの価値を保つ形を採っている。
商品の仕様も百貨店の菓子売場では扱いやすい条件が揃っている。保存料や人工添加物に頼らず、常温保存の個包装で製造されている。冷蔵ケースを使わずに通常の棚に並べられるうえ、個包装であれば分けて渡す使い方にも対応する。
ハラル認証を取得したベーカリーの一つという点も、売場の側からは押さえておきたい要素になる。対応が必要な層にも販売できるため、扱える客の範囲が広がる。インバウンドの来館客が多い立地では、説明の材料として使える情報だ。
ブランドの背景も示されている。ブランド名は中国の言葉に由来し、贈る人と受け取る人の心に残る菓子づくりを理念としている。創業者のブルース・レイ氏は香港で修業を始めてから40年の経験を持つ職人で、中華菓子の技法にバナナ、マンゴー、パイナップル、ココナッツを組み合わせている。
パッケージは2015年のシンガポール建国50周年を記念したプラナカン柄で、ピンク、イエロー、ブルーの3色展開となる。土産菓子は見た目で選ばれる場面も多いため、色の展開がある構成は棚での見え方にも関わってくる。
営業時間は新宿高島屋の営業時間に準じる。数量限定のため、売り切れる場合がある。