イオン株式会社は、トップバリュベストプライスの冷凍グラタン・ドリア4品を2026年10月21日から順次発売する。販売するのは「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など全国約3,200店舗だ。規格は1食280gで、価格は本体398円(税込429.84円)となる。
この商品で押さえておきたいのが、1食単位で設計している点だ。冷凍グラタンやドリアは複数個入りの商品が多いなかで、1食で満足できるボリュームのある商品に着目し、主食として楽しめる280gの商品を企画・開発したとしている。
複数個入りと1食単位では、想定する食べ方が分かれる。複数個入りは家族で分けたり、まとめて買って使い回す形に向く。1食280gという規格は、1人が1食で食べきる前提だ。主食として位置づけている点も、おかずの1品ではなく一皿で完結させる構成を示している。
売場から見ると、冷凍食品の棚でどの区分に置くかに関わってくる。複数個入りの商品は冷凍のおかずや軽食の並びに入るが、1食で完結する商品は冷凍米飯や冷凍パスタと同じ扱いになる余地がある。主食として買う客が見る棚と、おかずを探す客が見る棚は別だ。
4品すべてが同じ価格と同じ規格になっている点も特徴にあたる。本体398円、280gで統一しているため、客が選ぶ際の判断は味に絞られる。
価格を揃える形は、売場の運用にも関わる。4品で価格が異なれば、それぞれの表示が必要になり、棚替えの際も確認が増える。1つの価格で揃えれば表示をまとめられ、棚の構成も組みやすい。100gあたりの単価は本体で約142円になる。
なお税込価格は429.84円と小数で示されており、単品で購入する場合は小数点以下が切り捨てられる。
商品は4品で、グラタン2種とドリア2種の構成だ。
「濃厚ベシャメルソースのえびグラタン」は、北海道産生クリームと工場近郊(静岡県東部地区)で生産された牛乳を使ったミルク感のある濃厚なベシャメルソースが特徴だ。ゴーダチーズ、モッツァレラチーズ、えびをトッピングして香ばしく焼き上げている。
「こんがりチーズの明太もちグラタン」は、ほどよい辛みの明太子ソースに、もちと2種類のチーズをトッピングした和風グラタンだ。明太子ソースには無着色のばら明太子を使っている。
「完熟トマトのミートドリア」は、食感を楽しめるよう押麦を混ぜたターメリックライスにベシャメルソースを合わせ、牛肉と赤ワイン、玉ねぎやにんじんなどの炒めた野菜を使った濃厚なミートソースをトッピングした。完熟トマトをベースに素材のうまみを引き出している。
「スパイス香るカレーハンバーグドリア」は、押麦を混ぜたライスに欧風カレー、ハンバーグ、3種のチーズを合わせ、主食・主菜・ソースを一皿で楽しめる商品としている。カレーは炒めた玉ねぎやにんじんなどの野菜をベースに、ガラムマサラ、コリアンダー、クミンなどのスパイスを加えた。
原料の使い方も説明されている。グラタンとミートドリアの味のベースとなるベシャメルソースは、北海道産生クリームと製造工場近郊で生産された牛乳を使い、専用釜で丁寧に練り上げている。
生クリームを北海道産、牛乳を工場近郊の静岡県東部産としている点は、原料の調達を使い分ける形にあたる。牛乳は量を多く使う一方で輸送の負担が大きい原料だ。工場の近くで生産されたものを使えば、輸送の距離を短く抑えられる。生クリームについては産地を示すことで、味の説明にもつながる。
ドリア2品に押麦を混ぜている点は、食感を目的としたものとして説明されている。カレードリアでは、野菜の旨みとスパイスの風味がライスやハンバーグ、チーズと調和し、一体感のある味わいになるとしている。
冷凍庫に保管しておけば電子レンジで温めるだけで食べられるため、調理や後片付けの手間を軽減できるとしている。忙しい日の食事に加えて、温かく食べ応えのある一皿を手軽に楽しみたい場面にも向くという位置づけだ。
同社は今後も、多様な食卓ニーズに応え、手軽さと品質、求めやすい価格を兼ね備えた商品を提供するとしている。
なお、店舗により品揃えが異なる場合があり、取り扱いがない場合もある。