良品計画が展開するIDÉE(イデー)は、2026年10月16日から「IDÉE JAPONICA-日本の布-」シリーズを順次発売した。日本各地の繊維産地に受け継がれてきた技術や文化に着目し、バッグ、クッションカバー、ニットなどを展開する。販売場所はイデーショップ全店とイデーショップ オンライン。商品によって発売日は異なる。

同シリーズは、テキスタイルデザイナーの須藤玲子氏が全国の産地を訪ねる中で出会った布をもとにしたプロジェクト。素材や製造工程に加え、産地の歴史や文化、生産者の仕事にも焦点を当てている。担い手不足や生産量の減少といった課題を抱える繊維産地の技術を、日常で使う商品を通じて伝える取り組みとなる。

愛知県の尾州産地からは、「反毛(はんもう)」の技術を用いた再生ウールを採用した。反毛は、役目を終えた衣類や生産工程で発生する裁断くずをほぐし、再び繊維原料として利用する技術。異なる色や素材の繊維を混ぜ合わせた布を、ポーチ、クッションカバー、シートクッション、ブランケットに使用する。

岩手県のツィード生地は、巾着バッグに用いる。経糸と緯糸の両方に、太さや撚り、毛羽、ループなどに変化を付けた「意匠糸」を採用。素材や色、太さの異なる糸を組み合わせ、織物の表情を生かした商品に仕上げた。

奈良県のニットメーカーとは、横編みの技術を用いたカーディガンジャケットとプルオーバーを開発した。ウールを使用し、ボリューム感や保温性、着心地を考慮した仕様としている。

また、奈良県の靴下産地で培われた編み技術を生かし、靴下とアームウォーマーも展開する。編み機と職人の技術による柄や伸縮性が特徴で、アームウォーマーにも奈良県で編んだ生地を使用した。

静岡県からは、コール天とも呼ばれるコーデュロイを採用した。コーデュロイは、生地表面のパイルを切り開いて畝を作る織物。同シリーズでは、トートバッグ、ミニバッグ、クッションカバーに使用し、産地の加工技術や生地の風合いを生活雑貨に取り入れている。

12月には、無印良品の3店舗でポップアップを開催する。無印良品 グランフロント大阪と無印良品 イオンモール橿原は12月5日~28日、無印良品 銀座は12月9日~22日を予定している。

良品計画は、各地のものづくりに学びながら、地域の技術や文化を暮らしの中へ届ける活動として同シリーズを展開する。発売日、販売店舗、商品仕様、価格は変更となる場合がある。

出典:株式会社良品計画 ニュースリリース