横浜バニラ株式会社は、ギフトスイーツブランド「横浜バニラ」を2026年11月1日から全面的に刷新する。ブランドロゴ、パッケージ、店舗、公式サイトなどを順次一新する形だ。あわせてフラッグシップ商品「塩バニラフィナンシェ」の素材と製法を改良し、新パッケージでの販売を同日から始める。

新しいタグラインは「SWEET ENTERTAINMENT」で、同社は「甘いエンターテインメント」と「素敵なエンターテインメント」の2つの意味を込めたとしている。ロゴは右肩上がりに躍動するタイポグラフィ、港町横浜を想起させる緩やかな曲線、鮮やかなブルーで構成される。同社は「国民的ギフトスイーツ」を目指し、100年愛されるブランドを掲げている。

「塩バニラフィナンシェ」は素材と製法の改良により、しっとり感とコクのある甘みを高めつつ、さっぱりした食べやすさを両立したとしている。原材料は国産小麦100%の小麦粉、天然ブルボンバニラの濃厚エキス、仕上げの天然塩だ。

価格は3個入りミニギフトボックス(個包装)が1,100円(税込)、6個入りギフトボックス(個包装)が2,160円になる。これとは別にショッパーが用意され、YVショッパーのMサイズが70円、Sサイズが60円、クリアショッパーが30円だ。

この刷新で押さえておきたいのが、ショッパーを有料で3段階に設定した点だ。ギフトスイーツは贈答に使われる商材で、袋に入れて渡す形が前提になる部分がある。これを商品の価格に含めず別料金にする構成で、M70円、S60円、クリア30円の3種類から選ぶ形になる。3個入りの商品にSサイズを合わせれば1,160円、6個入りにMサイズを合わせれば2,230円の計算だ。商品価格に対する比率ではSサイズが約5.45%、Mサイズが約3.24%になる。レジでは商品の購入点数とは別に袋の種類と枚数を確認する工程が生じる構成で、贈答用かどうかで客の選択が分かれる部分がある。

価格設計の基準も2品で分かれている。6個入りの2,160円を1.08で割ると2,000円で、軽減税率8%の対象として税抜に区切りのよい金額が設定された形だ。一方で3個入りの1,100円は1.08で割ると約1,018.52円になり、税抜では区切りにならない。こちらは税込の1,100円という表示を基準に決めた構成と読める。1つのブランドの同じ商品で、入数によって価格の決め方が変わる形になる。

単価を見ると大きい箱の方が安い。3個入りは1個あたり約366.67円、6個入りは360円で、約6.67円、1.82%の差だ。個数が2倍になるのに対して価格は2,160円÷1,100円で約1.964倍にとどまる形になる。差は小さく、まとめ買いの割引としては控えめな設定だ。ギフト用の商材では箱の大きさ自体が贈る相手に応じた選択になる部分があり、単価の有利さよりも用途で選ばれる構成と読める。

創業からの期間もこの刷新の性格を示している。同社の設立は2024年で、2026年11月時点では約2年になる。ブランドの刷新は長く続いたブランドが世代交代や方向転換のために行う形が多いが、ここでは創業から2年の時点で全面的な更新に入る構成だ。掲げる目標は100年愛されるブランドで、現在の約2年とは50倍の開きがある。立ち上げの段階で作ったブランドの要素を、事業が動き始めた段階で作り直す形になる。

販売の実績も示されている。「塩バニラフィナンシェ」は2026年10月時点で累計300万個を突破した。発売は2025年2月で、2026年10月末までは638日、約21か月の計算だ。300万個を638日で割ると1日平均約4,702個、月平均では約14.3万個になる。常設店が限られる状況でこの数量であれば、1店舗あたりの販売密度は高い構成になる。

ギネス世界記録の認定内容も具体的だ。2025年2月の発売日に、12時間で販売されたフィナンシェの個数で世界No.1として認定されたとしている。発売初日という条件での記録で、1日の販売量に絞った形になる。累計の数量ではなく発売日の集中度で記録を取る構成だ。

常設店として本文に示されているのは横浜高島屋店で、横浜高島屋の地下1階Foodies’ Port2に入る。所在地は横浜市西区南幸で、営業時間は午前10時から午後9時までの11時間だ。新パッケージでの販売は各店舗で順次始まる形になる。

代表取締役社長CEOは髙橋優斗氏で、1999年生まれ、横浜市出身になる。2015年から芸能事務所に所属してTV・舞台・コンサートなどで活動し、2024年に退所して横浜市でYX factory株式会社(現 横浜バニラ株式会社)を設立した。本社は神奈川県横浜市だ。

出典:横浜バニラ株式会社 プレスリリース