株式会社トライアルカンパニーは、2026年10月6日、福岡県と「災害時における物資供給及び車中泊避難者への支援に関する協定」を締結した。災害発生時に県からの要請を受け、店舗駐車場などを利用した車中泊避難スペースの提供、トイレ設備の使用、食料品や日用品の供給に協力する。

福岡県は、大規模災害が発生した際、避難所以外の場所でも県民が安全を確保し、避難生活を送れる仕組みづくりを進めている。今回の協定は、こうした取り組みに対し、トライアルの店舗設備や流通網を活用して支援するものだ。

同社は福岡市に本社を置き、2026年8月末時点で福岡県内に82店舗、全国に381店舗を展開している。本拠地である福岡県で、災害時の物資供給と車中泊避難者への対応について、県と協力する体制を整える。

協定に基づく支援は、福岡県からの要請を受けたうえで、個々の店舗の状況を確認して実施する。主な支援内容は、避難場所、トイレ、生活物資の3分野となる。

車中泊避難への支援では、避難を必要とする地域住民に対し、店舗の駐車場などを避難スペースとして提供する。ただし、TRIAL GOと小型店は、車中泊避難スペースの提供対象から除く。県内82店舗という店舗数は同社の出店状況を示すもので、すべての店舗で車中泊避難を受け入れるという内容ではない。

トイレ設備については、提供した避難スペースを利用する避難者に加え、地域住民も店舗のトイレを使用できるようにする。駐車場などの提供とあわせ、避難中に必要となる店舗設備の利用に協力する。

物資の供給では、被災地域のニーズに応じ、食料品や日用品などの必要な支援物資を届ける。同社が持つ流通・店舗ネットワークを活用し、迅速な供給に取り組むとしている。

同社は今回の協定について、地域のインフラとしての役割を強化し、災害時の地域社会への貢献と県民の安全確保につなげるものと説明している。店舗設備の提供と生活物資の供給を通じ、避難所以外で過ごす人を含めた多様な避難ニーズへの対応に協力する。

出典:株式会社トライアルホールディングス プレスリリース