株式会社湖池屋は、期間限定商品「湖池屋プライドポテト 幻の芋 今金男しゃく 岩塩」を2026年10月12日に全国のコンビニエンスストアで先行発売した。全国のスーパーマーケットなど一般チャネルでの発売は10月19日となる。内容量は68gで、価格はオープン価格だ。

北海道産のブランドじゃがいも「今金男しゃく」を使い、同社独自のコク深い「やみつきオイル」と、素材の味を引き立てる岩塩で味付けしている。

この商品で押さえておきたいのが、発売の段取りだ。コンビニで先行してからスーパーへ広げる形を採っており、その間隔は1週間となる。同社は9月から10月にかけて「金のポテト」でも同じ進め方をしているが、そちらはコンビニ先行が9月21日、スーパーなどへの展開が10月5日で、約2週間の間隔だった。展開地域も1都6県に限っていた。

今回は全国での展開で、間隔を1週間に詰めている。地域を絞って反応を見る段階を置く場合と、全国で一気に広げる場合で、先行期間の長さが変わる形になる。コンビニで話題を作ってからスーパーの棚に持ち込む流れは共通しているが、期間の設定は商品の位置づけによって分かれている。

原料の希少性については、具体的な数字で示されている。今金男しゃくは北海道の今金町とせたな町で栽培され、国内のじゃがいもの流通量に占める割合は0.4%以下だ。「幻のじゃがいも」と呼ばれている。

品質の裏付けも複数挙げられている。2019年には、産地と結びついた品質を国が保護する地理的表示(GI)に登録された。デンプンの割合を示すライマン価は、登録基準が13.5%以上に対して平均15.8%とされている。基準を2.3ポイント上回る水準だ。ほくほくとした食感と、噛むほどに広がる甘みが特徴とされる。東京の市場では40年以上にわたり最高ランクの価格帯で取引されてきたことも、最高クラスのブランドじゃがいもとされる理由に挙げられている。

GI登録や市場での取引価格を示す形は、原料の価値を外部の基準で説明する組み立てになる。素材が良いという説明だけでは比較の軸が示せないが、国の登録制度や流通量の割合を挙げれば、どの程度珍しいものかが数字で伝わる。

製造上の難しさにも触れている。甘みの強いじゃがいもは焦げやすいため、揚げ方の細かな調整が必要だったという。原料の特性が加工の工程に影響する例にあたる。

この品種への取り組みは長期にわたる。同社は2015年に今金男しゃくを使ったポテトチップスをオンラインショップ限定で販売し始め、2017年からは品種の認知拡大と地元農業の振興を目的とした「プライドポテト 今金男しゃく」の取り組みを続けている。2026年で10年目を迎える。

寄附の仕組みも設けている。北海道内の店舗で購入された商品1袋につき1円を、北海道庁の「エールを北の医療へ!」に寄附する。へき地医療、救急医療、周産期医療など、地域医療全般の支援に充てられる。

寄附の対象を北海道内での購入分に限っている点は、産地と寄附先を結びつける構成だ。全国で売る商品だが、原料の産地がある地域で買われた分が、その地域の医療に回る形になる。北海道の売場では、この仕組み自体を売り方の材料にできる。

あわせてキャンペーンも実施している。湖池屋スナック6袋(本商品2袋とスナック4袋)のセットを抽選で50名に進呈する。応募はX(旧Twitter)で「湖池屋 コイケヤ【公式】(@koikeya_cp)」をフォローし、キャンペーン投稿をリポストする形だ。当選者にはダイレクトメッセージで即時に通知される。

応募期間は2026年10月13日11時から10月19日23時59分までとなる。この終了日はスーパーなどでの発売日と同じだ。コンビニでの先行販売の期間にSNSで話題を集め、スーパーの発売日に合わせて締める構成になる。

出典:株式会社湖池屋 プレスリリース