東急不動産SCマネジメント株式会社は、みのおキューズモール(大阪府箕面市西宿1-15-30)で「恐竜パーク」を2026年10月31日と11月1日の2日間開催する。協力は福井県立恐竜博物館だ。
この企画で押さえておきたいのが、参加条件を段階的に分けている点だ。
条件のない無料の企画が複数ある。「恐竜カート」はバッテリー式で大人も乗車でき、11時から17時まで箕面市立かやの広場で実施する。「恐竜グリーティング」は全長約4mの恐竜が1日4回、各10分から15分程度、館内全体で登場する。「展示型恐竜+たまごフォトスポット」はキューズデッキで、福井県立恐竜博物館の展示はCENTER棟2Fで、いずれも無料だ。
次の段階が、登録を条件にする企画だ。「恐竜フィギュア配布」はソユーゲームフィールド みのおキューズモール店(CENTER棟2F)で10時から21時まで実施し、店舗LINE公式アカウントの友だち追加と参加クーポンの取得が条件となる。各日先着120名で、1人1日1個のランダム配布だ。
最も条件が重いのが「ティラノサウルスレース」で、1,000円以上(税込、合算可)の当日購入レシートが必要になる。11時から17時までかやの広場で実施し、1位には500円分のギフトカードが渡される。事前予約制で、予約開始は10月23日10時からオンラインで受け付ける。
無料、登録、購買という3段階に分ける構成は、販促の階段として読める。入口を無料にすれば来館のハードルは低く、家族で訪れる動機になる。そこからLINEの友だち追加を条件にする企画があれば、連絡の手段を得られる。さらに購買を条件にする企画を置けば、売上につながる。
同じイベントのなかに条件の違う企画を並べれば、来館した客がどこまで進むかは選べる形になる。無料の企画だけを見て帰る客もいる一方、レースに参加したい子どもがいれば館内で買い物をすることになる。
レシートの条件も細かく設定されている。1,000円以上で合算可という形は、1店舗でまとめて買う必要がないことを意味する。複数の店舗のレシートを足せるため、館内を回って買う流れになる。当日購入に限る点は、以前のレシートの持ち込みを防ぐ条件だ。
時間帯の設計も見ておきたい。恐竜パーク本体の企画は11時から17時までの6時間、福井県立恐竜博物館の展示は10時から19時までの9時間、店舗での連動企画は10時から21時までの11時間となる。
外側に向かって時間が長くなる構成は、来館の分散に関わってくる。本体の企画が終わる17時以降も展示は見られ、展示が終わる19時以降も店舗の企画は続く。11時から17時に集中しやすい家族連れに対して、その前後の時間にも館内にいる理由を残す形だ。
福井県立恐竜博物館の協力による展示も特徴にあたる。内容は恐竜の糞化石(触れられる実物)、フクイサウルスとフクイラプトルの部分骨(複製)、恐竜博士とのベンチ撮影などだ。小学生以下には同館オリジナルのシールを数量限定で配布する。
実物の化石に触れられる点は、商業施設では用意しにくい内容になる。復元模型や映像であれば制作や手配ができる一方、実物の化石は所蔵する機関がなければ揃わない。公的な博物館と組む形であれば、この部分を補える構成だ。
博物館の側から見ても、館外で展示する機会になる。福井県立恐竜博物館を訪れるには福井まで行く必要があるが、大阪の商業施設で一部を見られれば、そこから本館への関心につながる余地が生まれる。
「恐竜カート」で大人も乗車できるとしている点も、家族向けの企画としては意味を持つ。子どもだけが参加する形であれば、保護者は見ているだけになる。大人も乗れる構成であれば、家族全員が参加する形になる。
ティラノサウルスレースについては、画像提供として「(一社)日本ティラノサウルス競技連盟」が記載されている。着ぐるみを着て走る競技として団体が存在する形だ。
なお、天候や運営状況により、内容・時間・場所が変更または中止される場合がある。詳細は施設の公式サイトで確認する形となる。