株式会社コメリは、「檜ハイブリッドエコフロア」が「ウッドデザイン賞2026」(日本ウッドデザイン協会主催)の技術・建材部門ソーシャルデザイン分野を受賞したと発表した。商品は表面に国産の節のない檜の突き板を使い、基材に国産の節のある杉を使う構成だ。表面には硬質セラミックコーティングが施され、現場での仕上げが不要になる。仕様は12mm厚×105mm幅×1,920mm長で5枚束での販売、価格は9,800円(税込)で坪あたり約34,000円とされる。用途は床(リフォーム対応)と壁パネルで、溶剤フリー塗装、耐傷・耐摩耗、清掃性、耐薬品性が挙げられている。
この商品で押さえておきたいのが、木材の使い分けだ。表面に節のない檜、基材に節のある杉という構成になる。木材は節の有無で価値が変わる部分がある。節は枝が出ていた部分で木目が乱れる形で、見た目を重視する用途では節のない材が選ばれ価格も高くなる構成だ。一方で1本の木から取れる節のない材は限られる形で、節のある部分は同じ木から出るが用途が限られる構成になる。
表面と基材で分ける形は、この条件に対応する構成だ。床として使う場合、見えるのは表面だけになる。基材は構造を支える部分で、節があっても機能に影響しない形だ。節のない材を薄い突き板として使う形であれば少ない量で表面を覆える構成で、節のある材を基材に使えば量の確保もしやすい形になる。
樹種を分ける形も、この構成と対応する。檜は建材として評価の高い樹種で、杉は国内で広く植林されている樹種だ。表面に檜、基材に杉という組み合わせは、見える部分と見えない部分で樹種を変える形になる。受賞の分野もこの点と関わる。技術・建材部門のソーシャルデザイン分野という区分で、建材としての技術と社会的な側面の両方が評価の対象になる構成だ。国産材を使い節のある材も活用する形は、木材の利用という観点に対応する部分がある。
コーティングの仕様も見ておきたい。表面に硬質セラミックコーティングが施され、現場での仕上げが不要になる形だ。床材を施工する場合は張った後に塗装や研磨を行う工程が生じる部分があり、無垢の板材であれば現場で仕上げる形になる。工程が増えればその分の作業時間と費用が加わる構成で、塗料の乾燥を待つ時間も必要な形だ。
仕上げ済みの材であれば、張った時点で完成する構成になる。リフォームの用途では工事の期間が短くなる形で、居住しながらの工事であればこの違いが生活への影響に関わる部分がある。溶剤フリー塗装という点も施工の環境と関わる。塗料の溶剤は揮発する成分で作業中の換気が必要な形だが、溶剤を使わない形であればこの条件が変わる構成だ。
寸法も見ておきたい。105mm幅×1,920mm長であれば1枚の面積は約0.2016平方メートルになり、5枚束では約1.008平方メートルの計算だ。9,800円を1束の面積で割ると1平方メートルあたり約9,722円になり、税抜では約8,909円で1平方メートルあたりは約8,838円の計算になる。リフォーム対応という条件も寸法と関わる部分がある。既存の床の上に張る形であれば厚みが問題になる構成で、12mmという厚みは扉の開閉や段差に影響する範囲にあたる形だ。
用途が2つある点も特徴だ。床と壁パネルの両方に使える構成になる。床材と壁材は求められる性能が異なる部分があり、床は人が歩き家具を置く形で耐傷と耐摩耗が必要な構成だが、壁は触れる程度で荷重はかからない形になる。床の性能を満たす材であれば壁にも使える構成で、1つの商品で2つの用途に対応する形であれば扱う側は品目を増やさずに済む部分がある。
販売の方法も見ておきたい。Komeri.comでのオンライン販売で、在庫をオンラインで確認してから店舗を訪れる形や店舗での受取を予約する形が可能とされる。建材は重量と容積がある商材にあたり、床材5枚束であれば持ち運びに車が必要な形だ。在庫を確認してから行く形であれば店舗に行って在庫がない状況を避けられる構成で、受取の予約があれば店舗で商品を探す手間も省ける形になる。
店舗の展開も見ておきたい。2026年9月30日時点で1,234店舗を運営し、都道府県別では新潟が79店舗、長野が57店舗、東京が8店舗になる。新潟は全体の約6.40%で東京の約9.88倍にあたり、47都道府県で平均すると約26.3店舗になる計算で新潟は平均の約3.01倍だ。本社が新潟市にあることと対応する構成になる。ホームセンターは商圏が限られる業態で郊外や地方での展開が多い部分があり、建材や農業資材を扱う形であれば需要のある地域に店舗が集まる構成だ。
同社は「パワー」と「ハード&グリーン」のブランドでチェーン店を運営している。設立は1962年7月で2026年で64年、本社は新潟市南区清水、代表者は捧雄一郎氏、資本金は188億200万円だ。