株式会社髙島屋は、横浜高島屋で地元の放置竹林を活用した企画を2026年10月7日から10月20日まで各階で展開している。横浜竹林研究所と連携し、竹林整備を「美味しく食べて」進める取り組みだ。同研究所は純国産メンマプロジェクトの加盟団体にあたる。
背景にあるのが放置竹林の問題だ。竹の需要減少と高齢化による管理不足から、手入れされない竹林が「竹害」として課題になっている。整備で切り出した竹をメンマに加工し、商品として売ることで整備を続ける仕組みにつなげる構成となる。
館内では8店舗が「ハマのメンマ」を使った商品を販売する。価格はいずれも税込だ。
地下1階では、味百選が「ハマのメンマオリジナル」100gを756円、「穂先」100gを972円で販売する。惣菜では、皇朝の「ハマのメンマ入り塩あんかけ焼きそば」が1,080円、維新號の「メンマと椎茸の肉まん」が540円で各日10個限り、西利の「横浜たけのこ~ラブレメンマのナムル仕立て~」が100g486円となる。角打ち Food&Barでは「ハマのメンマ 山椒煮・バジルソース和え」を各770円で提供する。
8階では3店舗が扱う。銀座 福助の「メンマ巻き鮨」が880円、鎌倉かつ亭 あら珠の「メンマのクリームコロッケ」が550円、牛たんと和牛焼き 青葉の「国産メンマ炙り食べ比べ」が649円だ。8階での提供は10月27日までとなる。
同じ素材を館内の複数の店舗に使わせる構成が、この企画の要点にあたる。1か所で催事として売る形と比べて、売場をまたいで同じテーマを示せる。食品売場、惣菜、飲食フロアと性格の異なる区画で扱われるため、来館客がどこかで目にする確率が上がる。テナントにとっては既存のメニューに素材を1つ加えるだけで参加できるため、負担も限られる。
あわせて2つのマーケットも実施した。「クラフトメンママーケット」は10月7日から13日まで地下1階のイベントスポットで、全国12県で整備された竹を使った国産メンマ14種類を食べ比べできる構成だ。ひのまるメンマ(徳島県)、えごまプチプチ贅沢メンマ(鳥取県)、博多メンマ(福岡県)などが並ぶ。販売価格は各地の販売価格と異なる場合がある。
「クラフトバンブーマーケット」も10月7日から13日まで、7階Bエレベーター横の特設会場で開催した。放置竹林の整備から生まれた製品を展示・販売し、竹茶の試飲も行った。一期竹茶(プレーン・ゆず・くろもじ)が各2,160円、竹紙100ノート(ウリ坊・パンダ)が各880円で、竹弁当箱バッグや竹配合食器も扱っている。
食品だけでなく、茶や紙、食器といった製品まで並べる構成は、竹という素材の使い道の幅を示す形になる。整備で出る竹は量が多く、メンマに使えるのは若い部分に限られる。他の部位を別の製品にする流れを併せて見せることで、取り組み全体の説明がつく。
体験の企画も用意されている。「竹林整備&バンブークーヘン作り体験」は2026年11月22日10時から14時まで、横浜市港北区篠原町で実施する。JR新横浜駅から徒歩10分の会場だ。定員は10組20名でタカシマヤキッズクラブ会員限定、対象は小学生以上で保護者の同伴が必要となる。参加費は無料で、予約は10月7日12時からWEBで受け付けている。タカシマヤアプリの会員番号が必要だ。当日は10時までにJR新横浜駅篠原口の改札に集合する。
売るだけでなく、整備の現場に参加できる企画を組み合わせる形は、取り組みの意図を伝える手段になる。会員限定で定員を20名に絞っているため、規模は小さいが、参加した層には竹林の状況が直接伝わる。
なお、数量限定のため売り切れる場合がある。出品店舗や商品は都合により変更または中止となる場合もある。
今回の企画は、同社のサステナブル活動「TSUNAGU ACTION WEEKS」の一環として実施している。