ナショナル麻布株式会社は、「ナショナル麻布 ハロウィンフェア」を2026年10月16日から31日まで本店(東京都港区)で実施する。期間は16日間だ。
同社は多くの大使館があり多様な国籍の人々が暮らす広尾エリアで、インターナショナルスーパーマーケットを運営している。海外の文化を日本に広めるという考えから、ハロウィンがまだ定着していなかった2000年にこのイベントを始めた。地域の子どもたちとともにエリアを盛り上げることを目的に掲げている。
この取り組みで押さえておきたいのが、スタンプラリーを明治屋広尾ストアーと共催している点だ。10月31日の14時から16時までの2時間、小学生以下を対象に先着500名で実施する。広尾エリアの協力店舗を回ってスタンプを集めると、お菓子の詰め合わせがもらえる形だ。
同じ地域にある食品スーパー同士が組んで集客の企画を打つ構成は、客を取り合う関係から外れた動き方になる。自店だけで企画を開いても来るのは既に自店を使っている層に偏るが、複数の店を回らせる形にすれば、片方の客がもう片方に足を運ぶ。エリア全体の来店を増やすことで、それぞれの店にも客が増える構造だ。協力店舗を複数挟んでいるため、スタンプを集める過程で立ち寄る店も増える。
2時間で先着500名という設計は、運営の負荷から見ても意味を持つ。配布を長時間に分散させれば人員を長く張り付ける必要があるが、時間を絞れば集中して対応できる。小学生以下を対象にしたうえで土曜日の午後に置いている点も、来られる層と時間帯が噛み合っている。
もう1つの企画が「スナップアップル」だ。アイルランド発祥のハロウィンゲームで、天井から吊るしたリンゴを手を使わずに口でくわえて取る体験型のイベントになる。10月25日の12時から14時まで、15歳以下を対象に先着20名で、事前予約は不要だ。整理券は11時30分から配布する。
日本で馴染みのない遊びを持ち込む形は、同社の店作りの方向と合っている。ハロウィンそのものが定着した現在、仮装や菓子の配布は多くの店が行っている。発祥地の遊びを再現する企画は、他の店と重ならない内容になる。先着20名という規模の小ささも、体験型の催しとして運営できる範囲に収めた設定だ。
同日の10月25日には「NATIONAL AZABU FARMERS MARKET」も開く。10時から16時までで、出店者は14店舗だ。オーガニック野菜、世界各国の食材、グルメ商品が並ぶ。イタリアンの冷凍ピザやノルウェーの伝統的なワッフルも紹介されている。出店者や商品は変更になる場合がある。
2つの企画を同じ10月25日に重ねている点も構成として読める。ファーマーズマーケットで滞在時間が伸びる日に、子ども向けの体験を置く形になる。買い物に来た親子のうち、子どもがスナップアップルに参加する間に親が出店を見られる流れだ。
このほか、店頭のフォトスポット、ハロウィン限定の装飾、ワークショップなどを予定している。詳細は公式Instagramで案内するとしている。
16日間という会期のなかで、スタンプラリーを最終日の10月31日、スナップアップルとファーマーズマーケットを10月25日に置く構成になる。装飾とフォトスポットは期間を通じて設置し、人員を要する催しは特定の日に集める形だ。
なお、雨天などの天候により、スナップアップルとファーマーズマーケットは中止になる場合がある。屋外で実施する企画について、中止の条件を事前に示している。
ナショナル麻布は東京都港区南麻布4-5-2に本社を置く。