株式会社AOKIは、ブランド「ORIHICA」で川崎フロンターレ2026/27シーズンのオフィシャルスーツと関連商品を2026年10月9日に発売した。同社がオフィシャルスーツサプライヤーを務めるのは2006年からで、20シーズンにわたって続いている。

商品構成は5点で、価格はいずれも税込だ。オフィシャルジャケットが32,890円、オフィシャルパンツが10,989円で、2点を合わせると43,879円になる。ブラックのセットアップで、ストレッチ性のある「BIZSPO®」を採用した。

このほか、オフィシャルポロシャツが6,589円でライトグレー、ポリエステル100%。オフィシャルネクタイが6,589円でダークブラウン、素材はシルク50%とポリエステル50%。オフィシャルニットが7,689円でダークブラウンとなる。ニットは今シーズン初めてラインに加わった。

この企画で押さえておきたいのが、販路の絞り方だ。販売するのは一部店舗とORIHICA公式オンラインショップで、いずれも数量限定となる。店舗は首都圏、名古屋、大阪の計11店舗だが、レディーススーツを扱うのはグランツリー武蔵小杉店のみだ。

武蔵小杉は川崎市中原区にあり、川崎フロンターレのホームタウン内に位置する。レディースを1店舗に絞る形は、在庫のリスクと商圏の関係から読める。メンズに比べて数が出にくい品目を全店に置けば、消化できない在庫が各店に分散する。ホームタウンの中心にある1店舗に集めれば、最も来店が見込める場所に在庫を置ける構成になる。

11店舗を首都圏、名古屋、大阪に配置している点も、スタジアムの周辺だけに限っていない。首都圏以外にも販売拠点を用意することで、現地での観戦に行きにくい層にも売り場を作る形だ。オンラインショップを併用している点も同じ方向になる。

デザインには選手が関わっている。山本悠樹選手と伊藤達哉選手がデザインと色を選定したという。仕様としては、オフィシャルスーツ限定の「Frontale×ORIHICA」刻印ボタン、裏地のBLACK&GOLDのチームエンブレム、内ポケットにチームカラーのサックスブルーのトリミングを施している。

選手が選定に関わる形は、商品の説明に使える要素を増やす組み立てだ。チームのロゴを入れるだけであれば既存の商品に後から足せるが、誰が何を選んだかを示せれば、別の理由で選ばれる余地が生まれる。

仕様の見せ方も見ておきたい。刻印ボタン、裏地のエンブレム、内ポケットのトリミングという3点は、いずれも着用時には表に出にくい部分だ。外観はブラックのセットアップとして通常のビジネススーツと変わらない構成を保ちながら、チームの要素は内側に入れている。仕事で着る服としての使い方と、応援のための買い方を両立させる設計になる。

購入特典も用意している。2026年11月8日までにジャケットを購入すると、選手直筆のサイン色紙を数量限定で進呈する。発売日から約1か月の期間設定だ。

特典をジャケットの購入条件に置いている点は、価格構成と合わせて読める。5点のうち最も単価が高いのが32,890円のジャケットで、パンツの10,989円の約3倍にあたる。単価の高い品目に特典を付ける形は、まとめ買いではなく主要商品そのものの販売を押す構成になる。期限を約1か月に切っているのも、シーズン開幕前後の時期に購入を集める設計だ。

なお、プレスリリースは発表時点の情報であり、最新の情報と異なる場合があるとしている。

出典:株式会社AOKI プレスリリース