株式会社コロンバンは、2026年11月1日から、ショートケーキをリニューアルして販売する。創業時から受け継ぐスポンジ生地の配合を維持しながら、生クリームの配合を変更する。価格は税込756円で、コロンバン原宿サロン、京王新宿サロン、池袋東武店、イオン幕張新都心店、アトレ松戸店の5店舗で取り扱う。
今回の主な変更点は、乳脂肪分の異なる2種類の生クリームを組み合わせること。従来使用してきた乳脂肪分45%の生クリームに、乳脂肪分34%の生クリームを独自の比率で加え、全体の乳脂肪分を42%に調整した。
同社は、生乳のコクや風味を保ちながら、口の中でなめらかに溶ける食感を目指したと説明している。さらに、マダガスカル産のバニラ香料を加え、スポンジ生地や苺と組み合わせるクリームに仕上げた。
スポンジは、全卵に同量の卵黄を加える従来の配合を継続する。卵黄の比率を高めたカステラ風の生地で、黄色い色合いと卵の風味を特徴とする。今回のリニューアルでは、このスポンジと新たなクリームを合わせる。
苺には、甘みと酸味のバランスを見て選んだ国産品を使用する。大粒の苺を飾り、クリームの絞りをシンプルにしたデザインとする。クリームは大きな丸口金を使ってドーム状に絞り、なめらかさを保つ仕上げを採用した。
コロンバンは、1924年に創業した洋菓子店。創業者の門倉國輝は、1921年にフランスへ渡り、パリのホテルや菓子店で修業を重ねた後、日本でコロンバンを開業した。フランス菓子を日本に紹介するとともに、日本人の好みに合わせた菓子作りにも取り組んできた。
同社はショートケーキをブランドを象徴する商品と位置付けており、デザインや甘みを時代に合わせて調整しながら販売してきた。スポンジ生地の配合は、パティシエに受け継がれているという。
また、同社によると、生クリームには創業当時から中沢乳業の乳脂肪分45%のものを使用してきた。今回、そのクリームに乳脂肪分34%のクリームを加えることで、長年のレシピを構成する要素の一つを見直す。
リニューアル商品の本体価格は700円。発表された販売先は東京都内の3店舗と千葉県内の2店舗で、11月1日から新たな配合のショートケーキを展開する。