株式会社ワッツは、オリジナルコスメブランド「fasmy」と美容系YouTuber「コスメヲタちゃんねるサラ」のコラボアイテムを2026年10月28日に発売した。全国の店舗とオンラインショップでの販売で、数量限定のため売り切れ次第で終了となる。同社は100円ショップや雑貨店を全国1,900店舗以上で運営しており、コラボ相手のYouTube登録者は157万人を超える。

商品は6種類ある。「fasmy セミツヤクッションファンデーション」が4色(01ライトベージュ、02ナチュラルベージュ、03ミディアムベージュ、04ロージーベージュ)、「fasmy ミニシェーディングパレット」が2色(01ニュートラルウォーム、02ニュートラルクール)、「fasmy チャーム付きリップ&チーク」が5色(01ミルクピンク、02ミルクピーチ、03ピンクレッド、04コーラルレッド、05ヌードブラウン)、「fasmy 2層式涙袋ペンシル」が3色(01マットライトベージュ&シェード、02マットピンクベージュ&シェード、03パールライトベージュ&シェード)、「fasmy 2wayアイラインスタンプ」が2色(01ブラック、02ダークブラウン)、「fasmy ぷりんぷりんパフ」が6点セットだ。

この展開で押さえておきたいのが、色数の配り方だ。パフを除く5商品で合計16色の展開になり、SKUは17になる。最も多いのはリップ&チークの5色、最も少ないのはシェーディングパレットとアイラインスタンプの2色で、差は2.5倍だ。区分で見るとベースメイクが6色、ポイントメイクが10色で、全体の16色に対してベースが約37.5%、ポイントが約62.5%の構成になる。

色を選ぶ基準が商品によって変わる部分がある。ファンデーションは肌の色に合わせる商材で、客の肌に近い色を選ぶ形だ。合う色がなければ買われないため一定の幅が必要な構成で、4色という展開は明るさと色味の組み合わせで並べる形になる。リップやチークは好みで選ぶ商材にあたり、肌の色に合わせる部分もあるがその日の気分や服装で変える形も生じる。1人が複数色を買う構成も成立するため、5色という展開はこの買い方と対応する形だ。

アイラインスタンプが2色にとどまる形も、商材の性質と関わる。アイライナーの色はブラックとブラウンが定番にあたり、それ以外の色は使う客が限られる形だ。定番の2色に絞る構成であれば在庫の回転も読みやすい部分がある。シェーディングパレットの2色も同様の整理で、ウォームとクールという区分で肌の色の系統に合わせる形になる。細かく分けるより2つの方向で揃える構成だ。

展開の規模も見ておきたい。全国1,900店舗以上で17のSKUを扱う形であれば、単純な計算では32,300のフェイスになる。もっとも一部店舗では取り扱いがないとされており、全店で全種を置く形ではない構成だ。100円ショップの売場は商品の点数が多い部分があり、日用品から文具、食品まで扱う形で1カテゴリーに割ける面積は限られる。コスメに17のSKUを置くには相応の棚が必要になる形だ。

オリジナルブランドという位置づけも見ておきたい。「fasmy」は同社のブランドで、仕入れた商品を売る形とは異なる構成だ。小売がオリジナルの商品を持つ場合、企画から関わることになる。仕様や色の構成を自社で決める形で他店にない商品ができる構成だが、売れ残りの責任も自社に来る部分がある。化粧品は薬事の対応が必要な商材にあたり、表示や成分の管理が関わる形で日用品とは異なる手続きが生じる。オリジナルブランドとして継続する形であれば、この体制を持つことになる。

YouTuberとのコラボという形も、商品の設計に関わる部分がある。登録者157万人という規模であれば、発売の情報が動画や投稿で伝わる構成だ。1,900店舗で割ると1店舗あたり約826人の計算になる。コスメを紹介する発信者であれば商品を使う側の視点が入る形で、「こんなの欲しかった」という訴求が示されており使い勝手を軸にした企画と読める。

商品の仕様にも、この点が表れる部分がある。2wayアイラインスタンプは横幅約6mmのスタンプが付き、押すだけでラインが引ける形だ。筆で描く形とは別の方法で、慣れていない客でも使える構成になる。ぷりんぷりんパフは水あり・水なしの2WAY仕様で使い方が2通りある形で、6点セットという構成も使い分けや交換を前提にする形だ。数量限定という条件も付き、売り切れ次第で終了する形で店舗の状況により販売を一時中止する場合もあるとされる。

同社の設立は1995年2月22日で、2026年で31年になる。本社は大阪府大阪市中央区、代表取締役社長は平岡史生氏、資本金は4億4,029万円だ。100円ショップ「ワッツ」「meets.」「シルク」「フレッツ」、ファッション雑貨「BuonaVita」「Tokino:ne」、ディスカウントショップ「リアル」を展開している。

出典:株式会社ワッツ プレスリリース