株式会社カインズは、リフォーム専門の小型店舗「カインズリフォーム ユアエルム青戸店」を2026年10月15日に開業した。所在地は東京都葛飾区青戸3丁目36-1の商業施設「ユアエルム青戸」内で、京成線青砥駅に直結する。営業時間は10時から20時まで、店舗面積は24.8平方メートルだ。

同社が都市部に展開する小型店としては通算10店舗目、東京都内では6店舗目となる。都内の既存店は、ミーツ国分寺店、シャポー小岩店、荻窪タウンセブン店、ルミエール新小岩店、小田急町田店だ。

この店舗で押さえておきたいのが、商品を置かない構成だ。

店舗面積の24.8平方メートルは約7.5坪にあたる。ホームセンターは通常、資材や工具、園芸用品を広い売場に並べる業態で、数千平方メートル規模の店舗になる。

この店舗では、住まいに関する相談を受ける窓口としての機能に絞られている。トイレや給湯器などの設備交換、水漏れ、網戸の張り替え、サッシの不具合、外構や庭まわりの整備といった内容を扱う。

相談を受けた後の対応は3つに分かれる。DIYでの解決方法の案内、商品の案内、専門施工の手配だ。

工事を請け負う形だけでなく、DIYで解決する方法も提案する構成になる。リフォームの店舗が、工事にならない選択肢を示す形だ。

同社はホームセンターを本業とするため、DIYでの解決であれば必要な商品が売れることになる。工事の受注にならない相談でも、グループ内で対応できる構成と読める。

同社はリフォームを「工事の販売」ではなく「くらしの困りごとの解決」と捉え、都市生活者の身近な相談窓口を目指すとしている。

立地の考え方も、従来のホームセンターとは異なる。

大型のホームセンターは、郊外の幹線道路沿いに立地する形が基本になる。資材や大型商品を車で運ぶ前提であり、広い駐車場と売場の面積が必要だ。

この店舗は駅に直結する商業施設内にある。同社は、駅利用や買い物のついでに立ち寄りやすい立地としている。

都市部では、大型ホームセンターが生活圏に少なく、住まいの相談先が限られているという課題認識が背景にある。車を持たない世帯であれば、郊外の店舗に行く形は負担になる。駅に直結していれば、通勤や買い物の動線の中に入る。

営業時間が10時から20時までの10時間という設定も、この立地と対応している。商業施設の営業に合わせる形で、仕事の後に立ち寄ることもできる。

相談の受け方も条件が設けられている。予約と飛び込みの両方に対応し、本格的なリフォームを検討していない人の「まず相談したい」というニーズにも応じるとしている。

リフォームは検討の期間が長い商材にあたる。何をどこまで直すか、費用がどれくらいかかるかが分からない段階では、相談そのものに踏み出しにくい部分がある。予約が必要な形であれば、問い合わせの前に判断が求められることになる。

飛び込みで入れる形は、この段階を下げる構成だ。駅の商業施設内という立地であれば、通りがかりに立ち寄る形も成立する。

出店の計画も示されている。同社は都市小型店を2026年度内に20店舗、2027年度に50店舗へ拡大する予定だ。

現在が10店舗であるため、2026年度内に10店舗を追加し、2027年度にはさらに30店舗を増やす計算になる。2027年度には現在の5倍の規模になる形だ。

小型の店舗であれば、1店舗あたりの投資と人員は大型店より抑えられる。24.8平方メートルという規模であれば、商業施設の空き区画に入る形も取りやすい。展開の速度は、この規模と関わる部分になる。

同じ区内と隣接区にも店舗がある。周辺の店舗としては、葛飾区のルミエール新小岩店と、隣接する江戸川区のシャポー小岩店が挙げられている。

近い距離に複数の店舗を置く形は、商圏の設定に関わってくる。大型店であれば商圏は広く取るが、駅に直結する小型店では、その駅を使う人が対象になる。駅ごとに店舗を置く形であれば、重複は小さくなる構成だ。

カインズリフォーム ユアエルム青戸店の所在地は東京都葛飾区青戸3丁目36-1、営業時間は10時から20時まで、京成線青砥駅直結の「ユアエルム青戸」内となる。

出典:株式会社カインズ ニュースリリース