株式会社信濃屋食品は、対象のオリジナルトートバッグや保冷バッグを持参すると店内商品が5%OFFになる「トートで5%OFF DAY」を、2026年10月から月2回から月3回に拡充した。実施日は毎月7日、17日、27日となる。あわせて、新作の「信濃屋オリジナル保冷バッグ」を9月23日に発売している。
拡充の背景は、今年6月から実施していたトートバッグキャンペーンが好評だったことだ。9月で終了する予定を延長し、実施回数も増やす判断になった。
この施策で押さえておきたいのが、割引の対象を自社のバッグに限っている点だ。指定のトートバッグと保冷バッグ以外のエコバッグや紙袋は割引の対象にならない。一般的なマイバッグ持参の呼びかけとは違い、自社のバッグを持つ客だけが対象になる構成だ。
自社バッグに絞る形は、エコバッグの推進と顧客の囲い込みを同時に進める組み立てにあたる。割引を受けるには自社のバッグを手に入れる必要があり、手に入れた客は割引日に来店する動機を持つ。バッグ自体が来店を促す道具として機能する形になる。
実施日を「7のつく日」としている点も、覚えやすさを意識した設定だ。毎月決まった日に実施することで、客側が来店の計画を立てやすい。月3回に増えたことで、来店の機会も増える。
新作の保冷バッグは、顧客から「冷蔵品やワインを買うときに使える保冷バッグが欲しい」という声が多かったことを受けて企画された。サイズはH310×W400×D200mmで、持ち手の高さが320mm、折りたたみ時の厚さは約50mm。素材はポリエステル、アルミ蒸着PET、ポリウレタンで、重さは約300gとなる。
仕様の設計も売場の商材に対応している。グレーで汚れが目立ちにくく、ピーチスキン素材のマットな質感とした。外側の両サイドに2つのポケット、内側に保冷剤入れを備える。マチが広く、トレーや惣菜、ケーキを平置きできて自立もする。
惣菜やケーキを平置きできる構造は、食品を扱う売場では実用的な違いになる。買った商品が傾いて崩れることを避けられるため、持ち帰りの不満が減る。保冷剤入れを備えている点も、冷蔵品を扱う店舗らしい設計だ。
既存の「信濃屋トートバッグ」は全6種類で、サイズはH430×W450×D140mm、持ち手の高さは320mm。本体はコットン、持ち手はポリエステルで、底のマチ部分は生地を二重にして強度を高めている。スマートフォンや財布を入れるポケットが1つ、ワインボトルを立てられるホルダーが2つ付く。
ワインホルダーを備える点は、酒販を手がける同社の品揃えに合わせたものだ。自社のバッグを作る場合、扱う商品に合わせた機能を加えられる。汎用のエコバッグとの違いを機能で示せれば、持ち続けてもらう理由にもなる。
対象店舗は信濃屋の実店舗全店とcaskで、オンラインストアは除く。他の割引サービスやクーポンとの併用はできない。たばこ、ビール券、ギフト券、送料など一部の商品は対象外となる。
信濃屋食品は1930年に世田谷区代田で酒店として創業し、スーパーマーケット、酒販店、コンセプトショップのcask、オンラインストアを含む計19店舗を展開している。