米国の小売大手Walmartとウォルマート財団は10月12日、米国南東部に影響を及ぼしているハリケーン「イサイアス」の被災地を支援するため、資金と物資を合わせて100万ドルを拠出すると発表した。支援は、ハリケーン上陸前の準備段階から進められてきた取り組みを土台としている。

上陸前から準備を進める

WalmartとSam’s Clubのチームは、先週初めから店舗やクラブの準備を進め、必要な商品を配置するとともに、地元の非営利団体、災害救援パートナー、危機管理当局と連携してきた。こうした準備が、被災地での温かい食事、飲料水、生活必需品の提供につながっている。

100万ドルの内訳と支援先

拠出する100万ドルは、資金と、飲料水、食料、生活必需品などの現物寄付で構成される。現物寄付は、The Salvation Army、Convoy of Hope、Feeding the Gulf Coast(フロリダ州の7郡を担当するフードバンク)などの支援に、すでに使われている。

店舗での無償支援(フロリダ州)

被災者向けの支援は無料で、食事と飲料水は在庫がある間のみ提供される。場所やサービス内容、営業時間は変更される可能性があり、最新情報は各店舗のFacebookページで確認するよう呼びかけている。

  • 温かい食事と飲料水:Walmartの移動式キッチン(Tyson Foodsと協力)が、ペンサコーラ店とミルトン店で無料の食事を提供。Operation BBQ Reliefが、ペンサコーラ店とサンタローザビーチ店で無料の温かい食事を提供し、デフニアック・スプリングス店でも準備を進めている。
  • 移動式シャワーとランドリー:Matthew 25: Ministries、Tide Loads of Hope、Walmart、Procter & Gambleが連携し、ミルトン店とペンサコーラ店で提供。
  • 通信と充電:情報技術災害資源センター(ITDRC)が、住民が家族と連絡を取り情報を得られるよう支援。10月11日にデスティン店で開始し、10月12日からミルトン店に移動。Verizonも、ガルフブリーズ店に移動式の充電トレーラーを派遣し、顧客と従業員が端末を充電できるようにした。

幹部のコメント

Walmart U.S.のエグゼクティブバイスプレジデント兼COOのKyle Kinnard氏は、「ハリケーン『イサイアス』への準備でWalmart全体が見せた素晴らしいチームワークを目の当たりにしてきました。特に、自らも嵐の影響を受けながら、お客様と仲間のために働き続けている従業員に感謝しています。最優先は従業員とお客様の安全です。店舗の準備を整え、必需品を確保し、頼りにしてくださる地域に寄り添うことにも力を注いでいます。この嵐は多くの人々に影響を与えましたが、チームが一丸となって対応していることを誇りに思います」と述べている。

今後の対応

同社は、飲料水、非常食、発電機などの準備を事前に行い、嵐の前後を通じて店舗やクラブが安全に営業を継続または再開できるよう努めている。今後も非営利団体、危機管理当局、地域のリーダーと連携し、変化するニーズに応じて支援を続けるとしている。

出典:Walmart プレスリリース