株式会社大創産業は、DAISOの公式キャラクター「だいぞう」のグッズを、カプセルトイとクレーンゲーム用プライズとして初めて展開する。第1弾として、カプセルトイが2026年10月上旬、クレーンゲームが10月下旬からの登場となる。
カプセルトイは「【だいぞう】おかおポーチコレクション」で全5種、1種400円(税込)だ。だいぞうの表情豊かな顔型ポーチで、ボールチェーン付きのためバッグなどに付けられる。サイズは縦型が約H13×W11×D1.5cm、横型が約H9×W15×D1.5cmとなる。
展開店舗は#C-pla、ドリームカプセル、ガチャガチャの森、カプセルラボなどで、取り扱いのない店舗もある。
クレーンゲーム用プライズは「だいぞう BIGぬいぐるみ」の全1種で、2026年10月第4週からの展開だ。サイズは約H30×W35×D18cmで、WEBサイト「キャラとる」で案内される。
小売業が自社のキャラクターをアミューズメント向けのIPとして外部に出す形は、自社売場での販売とは性格が異なる。カプセルトイやクレーンゲームは、自社の店舗ではない場所に商品が置かれることになるため、DAISOを普段使わない層にもキャラクターが接する機会が生まれる。
価格の設定も、自社の売場とは前提が変わる。DAISOは手頃な価格を社是に掲げる業態だが、カプセルトイの400円という水準は同社の中心的な価格帯より上にあたる。カプセルトイという売り方では、何が出るか分からない要素が価格に組み込まれるため、自社店舗での販売価格とは別の基準で成立する構造だ。
全5種という構成も、この売り方に対応している。1回では揃わないため、複数回の購入が見込める。顔の表情を変えた5種という設計は、集める動機を作りやすい形といえる。
今後の予定も示されている。2026年12月には、バッグなどに付けられる手のひらサイズのマスコット4種が登場する予定だ。あわせて、コラボカフェイベントを10月22日から東京と大阪で開催する。
グッズ、カプセルトイ、プライズ、カフェと展開の場を広げる進め方は、キャラクターの認知を段階的に積み上げる組み立てになる。だいぞうは2025年に誕生した公式キャラクターで、これまでグッズ販売、Webコミックの連載、LINEスタンプ、店頭イベントを通じてファンを広げてきた。1年あまりで自社の外へ出る段階に進んだ形だ。
自社キャラクターを持つ小売業にとっては、育て方の一例として参考になる部分がある。店頭での露出から始めて、コミックやスタンプで接点を増やし、外部の売り場やイベントへ広げるという順序だ。一方で、カプセルトイやプライズは専門の事業者が扱う領域のため、商品化には外部との連携が必要になる。
大創産業は1977年12月設立で、資本金27億円。2026年2月現在、日本を含む26の国と地域で5,891店舗を展開する。売上高は2025年3月から2026年2月末までで連結7,710億円、単体6,983億円。DAISO、Standard Products、THREEPPYの各ブランドで約58,000点を扱っている。