株式会社エーデルワイスは、ベルギー王室御用達チョコレートブランド「ヴィタメール」の代表作「ショコラ サンバ」の誕生40周年を記念した限定商品を2026年11月1日から15日まで販売する。
限定商品は2種だ。「ケーク・ショコラサンバ」が税込2,052円(本体1,900円)、「ショコラ サンバ アソート」が税込1,404円(本体1,300円)となる。ケークはミルクとスイートのチョコレートを使い、スイートチョコレートのガナッシュで仕上げた。アソートはガナッシュ サンバとクール・フランボワーズの詰め合わせだ。
この企画で押さえておきたいのが、価格帯の配置だ。定番の「ショコラ サンバ」は、小物が税込789円(本体730円)、10.5cmが税込3,456円(本体3,200円)、15cmが税込4,968円(本体4,600円)という構成になっている。
定番のラインを見ると、789円の小物と3,456円のホールの間に価格の開きがある。今回の限定商品はこの間に収まる1,404円と2,052円で、空いていた価格帯を埋める位置にあたる。個包装の1点を買う客とホールを買う客の間に、別の選び方を用意する構成になる。
価格の設定自体も、本体価格を基準に組まれている。1,900円、1,300円、3,200円、4,600円といずれも切りのよい数字で、これに軽減税率8%を加えた額が表示価格になる。
ホールの2サイズを比べると、別の関係も見える。10.5cmが3,200円、15cmが4,600円で、価格の比は約1.44倍だ。直径の比から面積を計算すると約2.04倍になるため、15cmの方が面積あたりでは約3割安い計算になる。人数が多い場面では大きいサイズを選ぶ理由が生まれる形だ。
40周年という節目に対して、定番を継続しながら限定商品を別に出す構成も見ておきたい。定番の商品を値上げしたり内容を変えたりする形であれば、これまで買ってきた客の判断に関わる。定番はそのまま残し、記念の商品を期間限定で加える形であれば、既存の売場の構成を保ったまま企画を打てる。
期間を11月1日から15日までの2週間に絞っている点も、売場の運用に関わってくる。限定の商品を常設の棚に長く置けば、定番との区別が曖昧になる。短い期間に収めれば、記念という位置づけが保たれる。11月という時期は、年末のギフト需要が本格化する前にあたる。
「ショコラ サンバ」の成り立ちについても説明がある。1986年に3代目ポール・ヴィタメールがチョコレートトロフィーを受賞した代表作だ。名前は、天面の模様を描く様子から付けられたとされている。定番のショコラ サンバは、ミルクチョコレートムースとビターチョコレートムースを合わせた商品となる。
受賞の経歴と名前の由来を示す形は、商品の説明に使える材料になる。チョコレートの売場では見た目と味の説明が中心になるが、40年前の受賞という事実や命名の経緯を添えれば、接客で話せる内容が増える。
ヴィタメールは1910年にベルギーの首都ブリュッセルで創業し、1990年に日本へ出店した。現在は関東・関西の百貨店を中心に22店舗を展開している。
なお、今回の限定商品を扱う店舗について、リリースでは具体的な店舗名を示していない。